☆証☆

NCを通して                     
  滋賀大学4年 寸田 寛

思い返せば、現在NC準備委員をしている従兄弟のS君が、申し込み締め切りの日にNC2003誘ってくれたことによって、訳もわからぬままNCに参加したのが、僕とKGKとの出会いでした。そこで沢山のことを考えさせられ、驚きと感動があったことをよく覚えています。

来年の3月に行われるNC2006のテーマは「 NotIce 〜他人から隣人へ〜」ということですが、このテーマを初めて聞いたとき面白いテーマだなと思ったのと同時に、「〜他人から隣人へ〜」というフレーズからイエス様のことを思い浮かべました。天において力と栄光の内におられたイエス様にとって、僕ら人間というのは“塵”にも等しいほどの、本当に小さな存在であると思います。そのようなお方が、へりくだり『人』となってこの世に来て下さり、僕らのような罪人の『隣人』となってくださいました。そのことを考えるときにこのテーマはイエス様の『愛』を目指すテーマとも取れ、非常に奥が深いものであるなと感じます。

自分の心の内面をよくよく見ていくときに、他人の痛みや悲しみに対して無関心な部分があることに気づかされます。人間は物事を進めるときに、知らず知らずのうちにでも、相手のことを考えず自分の意見を押しつけたり、上に立つ者の権力を利用したり、時には暴力を使い相手を従えようとすることもあるかもしれません。しかし、イエス様は「あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい。」と教えられ、僕たちにその見本を見せて下さいました。イエス様の方法は相手を力づくに動かそうとしたり、無視するのではなく、とことん相手のことを愛することによって、人の心を動かし、その人自身を変える方法でした。

福音を預かり、各地の大学に遣わされている僕たちは、福音をただ伝えるのでなく、イエス様のなさった愛の方法によって、この働きにあずかっていく必要があると思います。隣人となり、愛の実践を持って仕える姿こそがキリストの香りであり、キリストを証することでもあると思います。NCは全国で、この働きにあずかっている学生たちが一同に集まります。NCでの交わりを通して、全国で今も生きて働かれる主の御業をさらに知ることや、自分の生活や伝道に関して、さまざまな観点から教えられることをとても楽しみにしています。

僕たち4年生はNCが終わったらそれぞれ社会へと出て行きます。大学にいても、社会に出てもキリスト者として生活全体を通し、キリストの香りを放ち、キリストを証していく存在でありたいと思います。NCを通して、自分を含めた多くの学生が、お互いに刺激を受け合って、各地に帰っていったときに、ひとりひとりが主に大きく用いられ、実を結ぶことができたらと願っています。NCでそれぞれが自分を見つめ直し、キリストの愛によって、また御言葉から力を受けて、もう一度全国へ遣わされ、各地で福音がさらに広まればすばらしいと思います。

「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」(ローマ8:28)

 

 

†KGK† -National Conference 2006!!-


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