勇者よ
 ギデオンの自己認識は、以下の言葉に表されています。
 彼は言った。
 「わたしの主よ、お願いします。
  しかし、どうすればイスラエルを救うことができましょう。
  わたしの一族はマナセの中でも最も貧弱なものです。
  それにわたしは家族の中でいちばん年下の者です。」
 士師記 6章15節
 すなわち「私は弱い人間です」ということです。
 しかし、神の目から見たギデオンは違いました。
 「勇者よ」と、御使いは彼に語りかけます。
 神の目から見たら、彼は「勇者」だったのです。
 勇者とされていたにもかかわらず、それがわかっていませんでした。
 ですから、勇者としての行動がとれていなかったのです。
 
【今日の聖書】
 主の御使いは彼に現れて言った。
 「勇者よ、主はあなたと共におられます。」
 士師記 6章12節