今日のできごと


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2022/2/23(水)

 

 一見素晴らしく良く見えたとしても...

1.ヨルダン川流域の低地一帯は、まるで主の園のようによく潤っていた

 アブラハムとロトが、ベテルとアイの間の土地にいた頃は
 ヨルダン川流域の低地一帯は、主の園のように、
 見渡すかぎり、よく潤っていました。

 ロトが目を上げて眺めると、ヨルダン川流域の低地一帯は、
 主がソドムとゴモラを滅ぼす前であったので、
 ツォアルに至るまで、主の園のように、
 エジプトの国のように、見渡すかぎりよく潤っていた。
 創世記 13章10節

 当時はエジプトもよく潤っていたようですが、
 ヨルダン川流域一帯も、負けず劣らず潤っていたということです。
 その潤い方も、「主の園のように」と形容されるほどでした。

2.ロトはヨルダン川流域の低地一帯を選び取った

 そこでロトは、その地に住むことを選び取ってしまいます。

 ロトはヨルダン川流域の低地一帯を選んで、東へ移って行った。
 こうして彼らは、左右に別れた。
 創世記 13章11節

 ロトはその見た目で、行く先を選んでしまいました。
 見た目に麗しく、住むにはふさわしいと思ったのでしょう。
 そこにどんな人たちが住んでいるのかは考えもせず、選んでしまったのです。

3.ヨルダン川流域の低地一帯に住んでいた人々が極悪だった

 ところがそこは、とんでもない土地だったのです。
 そこにあったのは、その悪のためにやがて主によって滅ぼされることになる
 ソドムとゴモラの町々だったのです。

 主はソドムとゴモラの上に天から、主のもとから硫黄の火を降らせ、
 これらの町と低地一帯を、町の全住民、地の草木もろとも滅ぼした。
 創世記 19章24〜25節

 土地はよく潤っていたのですが、そこに住んでいた人々の悪は凄まじかったのです。
 神が天から、主のもとから硫黄の火を降らせ、
 これらの町と低地一帯を、町の全住民、地の草木もろとも

 滅ぼさなければならなかったほど、悪かったのです。
 見た目が良いかどうかで選ぶと、こういうことになってしまうのです。

むすび.見た目だけで判断すると危険

 見た目だけで判断すると、危険です。
 エバがエデンの園で、善悪の知識の木から実を取って食べてしまった時
 その木はいかにもおいしそうで、目を引き付けたと記されています。

 女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、
 目を引き付け、賢くなるように唆していた。
 女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。
 創世記 3章6節

 人類最初の罪の場合も、見た目によって判断を誤っているのです。
 外見だけ、見えるところだけを見て判断しないように
 祈りつつ、注意深い判断をするようにすべきなのです。

 【今日の聖書】
  しかし、主はサムエルに言われた。
 「容姿や背の高さに目を向けるな。
  わたしは彼を退ける。
  人間が見るようには見ない。
  人は目に映ることを見るが、主は心によって見る。」
 サムエル記上 16章7節


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