神は世界の最高権威者
1.イスラエルは、エジプトの権威に服さねばならなかった
エジプトにおいて、イスラエルの民は奴隷でした。
イスラエルの民は、どうやってもエジプトに勝てなかったのです。
過酷な命令にも、従わざるを得ませんでした。
「生まれた男の子は皆、ナイル川に放り込め」と言われたら
その命令に、従わざるを得ませんでした。
もし反発でもしようものなら、命がなかったのです。
エジプトの王の権威の元に、王の権威に逆らわずに生きていかざるを得ませんでした。
神が最高権威者であるにもかかわらず、エジプトの悪しき王の権威の元に服し
奴隷として、生きていかねばならなかったのです。
2.神はエジプトの支配を終わらせた
しかし、エジプトを含む全世界の最高権威者は神なのです。
世界はすべてわたしのものである。
出エジプト記 19章5節(後半)
たとえ、一時的にエジプトの王の権威に従わなければならなかったとしても
神がその終わりを定められていたなら、エジプト王による支配は終わるのです。
どんなに奴隷で苦しめられていたとしても、完全に解放されるのです。
イスラエルの民を苦しめていたエジプトの軍隊は、神の力によって全滅しました。
奴隷であったイスラエルの民は、解放されたのです。
3.神は世界の最高権威者として世界を支配しておられる
神が最高権威者であることは、昔も今も変わりません。
どんなに悪が蔓延ろうとも、世界は神のものです。
神が最高権威をもって、支配しておられるのです。
確かにこの世は、悪魔が人々をだまし支配してしまっています。
けれども、いかに悪が増大していったとしても、やがて裁きの時が来るのです。
そして神は、悪を一掃し悪は完全に滅び去るのです。
今、もしわたしの声に聞き従い
わたしの契約を守るならば
あなたたちはすべての民の間にあって
わたしの宝となる。
世界はすべてわたしのものである。
出エジプト記 19章5節
むすび.最高権威者である神が従う者たちを宝の民として守って下さる
最高権威者である神は、エジプト王がイスラエルの民を奴隷にするのを終わらせました。
そして、イスラエルの民を奴隷状態から完全に解放されました。
その後、追い迫ってきたエジプト軍も全滅させイスラエルを守られたのです。
最高権威者であり最高の力ある神に従っていた神の民イスラエルは、守られたのです。
どんなにこの世の権威を持つ王が攻撃し迫ってこようとも、神には勝てません。
その力ある神によって、神に従う者たちは守られるのです。
どんなに悪魔が攻撃してこようとも、神には勝てません。
最高の力がある神が、私たちを守って下さるのです。
神は神に従う者たちを、宝の民として守り導かれます。だから大丈夫なのです。
【今日の聖書】
今、もしわたしの声に聞き従い
わたしの契約を守るならば
あなたたちはすべての民の間にあって
わたしの宝となる。
世界はすべてわたしのものである。
出エジプト記 19章5節