絶望的状況で主に尋ね求めたダビデ
町は焼かれ、女性と子供たちは連れ去られ、
兵士たちからは、石打ちで殺されそうになり、
絶望的な状況になりながら、ダビデは主に尋ね求めます。
「この略奪隊を追跡すべきでしょうか。追いつけるでしょうか。」
それに対して主は、明確に答えられました。
「追跡せよ。必ず追いつき、救出できる。」
そこでダビデたち600人の兵士は、出立するのです。
絶望的状況で、泣く力もなくなった状態にもかかわらず
自分たちの町を焼き、家族を奪い去った敵を追うのです。
絶望的状況、弱り切ってしまった状況から立ち上がるというのは
非常に力が要ります。
「もうだめだ」という状況は、やる気をそいでしまいます。
しかしダビデは、「もうだめだ」の状況から立ち上がったのです。
主に信頼するなら、「もうだめだ」は「まだ大丈夫」に変わると信じたのです。
そしてダビデだけでなく、ダビデを殺そうとした兵士たちもついて行ったのです。
【今日の聖書】
ダビデは、アヒメレクの子、祭司アビアタルに命じた。
「エフォドを持って来なさい。」
アビアタルがダビデにエフォドを持って来ると、
ダビデは主に託宣を求めた。
「この略奪隊を追跡すべきでしょうか。追いつけるでしょうか。」
「追跡せよ。必ず追いつき、救出できる。」
という答えであった。
ダビデと彼に従う兵六百人は出立した。
ベソル川に着くと、そこで落伍者が出た。
サムエル記上 30章7〜9節