落伍者が出ても追撃したダビデ
ダビデが、町に火を放ち家族を奪い去ったアマレク人を追撃していった時、
ベソル川に着くと、そこで落伍者が出ます。
何と600人中、200人は疲れすぎていてベソル川を渡れなかったのです。
200人は、そこにとどまりました。
兵士の3分の1が落伍してしまったのですが、ダビデはくじけません。
残りの400人と共に、追撃を続けるのです。
数人でも落伍者が出ると、全体の士気が下がります。
それが200人という数です、率にして1/3=33%
しかし、ダビデの士気は変わらなかったのです。
「おまえたちが一緒に行かなければ、勝ち目はない」
「何とか一緒に行ってくれないか?」
「おまえたちが力づいて一緒に行けるようになるまで、私も待とう」
というのではなかったのです。
落伍者は落伍者として休ませておいて、行ける者だけで戦いに挑んだのです。
そして見事に、勝利しています。
【今日の聖書】
夕暮れになるとダビデは攻撃をかけ、
翌日の夕方まで続けた。
らくだに乗って逃げた四百人の若者を除いて、
逃れた者は一人もなかった。
ダビデはアマレク人が奪って行ったものをすべて取り戻し、
二人の妻も救い出した。
サムエル記上 30章17〜18節