鹿が水を求めるように
動物にとって水を飲むことは、いのちにかかわることです。
水が飲めなければ、死んでしまいます。
涸れた谷に、鹿が水を求めるというのは鹿にとっては生死にかかわることです。
雨季には水があふれていても、乾季の谷川には水がなくなります。
枯れた谷に水は、流れていないのです。
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そこで鹿が水を求めるというのは、必死にさがすことになります。
前足で10分も20分も川底を掘ると、やっと何とか水がにじみ出て来る
そういうものだそうです。
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ですから、「涸れた谷に鹿が水を求めるように」というのは
生きるか死ぬかの、必死な状態のイメージです。
そのように必死に、神を求めるのだと
詩編の作者は、語っているのです。
【今日の聖書】
涸れた谷に鹿が水を求めるように
神よ、わたしの魂はあなたを求める。
詩編 42編2節
1木村一充牧師
2小堀康彦牧師