今日のできごと


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2021/2/12(金)

 

パウロはアンティオキアから追い出された

 パウロはピシディア州のアンティオキアで、2回の安息日に渡って
 福音を宣べ伝えました。2回目の安息日には、ほとんど町中の人が
 主の言葉を聞こうとして、集まって来たのです。

 次の安息日になると、
 ほとんど町中の人が主の言葉を聞こうとして集まって来た。
 使徒言行録 13章44節

 パウロの言葉を聞いた多くの人たちは、イエスを信じるのです。
 主の言葉は、その地方全体に広まることになったのです。

 こうして、主の言葉はその地方全体に広まった。
 使徒言行録 13章49節

 ところがユダヤ人たちは、この群衆を見てひどくねたみ、
 口汚くののしって、パウロの話すことに反対します。
 そして最終的には、その地方から追い出してしまうのです。

 反対者から追い出されてしまうという体験を、パウロはしているのです。
 追い出す者たちと一戦を交えて、強引にそこに留まるということをしないで
 追い出されるがままに、ほかの地方に行ってしまうのです。

 パウロの伝道旅行の特徴それは、反対されたら抵抗せずに次の町へと進んでいく
 というやり方です。反対者とやり合って、彼らを力づくで打ち負かしたり
 反対者に隠れてこっそり宣教を進めるということは、していないのです。

 やられたらやられっぱなしの、まるで抵抗しない
 はたから見たら、負けて逃げ去る負け犬のように見えるような方法で
 宣教を続けていっているのです。

 そしてそのやり方は、決して負け犬としての行動でも何でもなく、
 次から次へと町々を巡り歩く要因となり、宣教が広まるために
 一役買っているともいえる方法に、なっていたのです。

 反対者に対して敢えて強引に対抗するのではなく、
 次の町で受け入れてくれる人に、福音を伝えていっているのです。
 (次のイコニオンでは、悪意を抱かれる程度だったので長期滞在しています)

 【今日の聖書】
 ところが、ユダヤ人は、
 神をあがめる貴婦人たちや町のおもだった人々を扇動して、
 パウロとバルナバを迫害させ、その地方から二人を追い出した。
 使徒言行録 13章50節


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