今日のできごと


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2021/12/23(木)

 

あらかじめヨセフに知らされたイエスの降誕

1.ヨセフはマリアの妊娠に戸惑った

 ヨセフはマリアの妊娠に戸惑います。

 夫ヨセフは正しい人であったので、
 マリアのことを表ざたにするのを望まず、
 ひそかに縁を切ろうと決心した。
 マタイによる福音書 1章19節

2.天使が真実をヨセフに伝えた

 しかしそんなヨセフに、真実が天使によって伝えられました。
 「マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。」
 聖霊によって胎内に宿るというそんな人は、この世に存在していませんでした。

 通常起こりえないこと、いまだかつて起きたことがなかった、
 そんな自分の思いを超越した事を、ヨセフは聞かされたのです。
 さらに、その子の名前を指示され、その子の任務を聞かされます。

 ヨセフにとっては青天の霹靂であり、予想だにしなかった事柄です。
 どれほど、驚いたことでしょう。
 「なぜ自分とマリアなんだ?」という思いも、あったのではないでしょうか?

3.ヨセフは人知を超えた知らせを素直に受け入れ従った

 神の計画は、予想だにしなかったヨセフに
 まったく予期していなかった時突然に、知らされたのです。
 この時までヨセフは、まさか救い主の親になるとは予想もしていなかったのです。

 神の選びと召しは、人間の思いや計画とは無関係なのです。
 ヨセフは、こんなにも想像を超えた天使のメッセージを
 そのまますんなり受け入れて、その通り実行しています。

 ヨセフは眠りから覚めると、主の天使が命じたとおり、妻を迎え入れ、
 男の子が生まれるまでマリアと関係することはなかった。
 そして、その子をイエスと名付けた。
 マタイによる福音書 1章24〜25節

 ここに、なぜ神がヨセフを選ばれたのか、
 その答えがあるように、思います。
 ヨセフは、たとえ自分の思いを超えていたとしても、神の言葉に従順に従う人物だったのです。

むすび.自分の思いを超えた神の言葉に従う人生を送る

 ヨセフのように、私たちも突然予想もしなかった神の導きを受けることがあります。
 そんなことは考えたことも、今まで聞いたこともなかった、というような
 そんな神の導きが、今後あるかもしれません。

 キリストの十字架も、復活も、昇天も、ペンテコステの出来事も
 どれもこれもが、当時の人々が考えたことも予想したこともなかったことでした。
 けれどもそれを素直に受け入れ、神の導きにキリストを信じた人々は従っていったのです。

 わたしたちもそのように、神の突然の思いを超える導きに
 いつでも応えられるように、備えていきたいと思います。

 【今日の聖書】
 このように考えていると、
 主の天使が夢に現れて言った。
 「ダビデの子ヨセフ、
  恐れず妻マリアを迎え入れなさい。
  マリアの胎の子は聖霊によって宿ったのである。
  マリアは男の子を産む。
  その子をイエスと名付けなさい。
  この子は自分の民を罪から救うからである。」
 マタイによる福音書 1章20〜21節


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