ソロモン王の罪は国全体の不幸を招いた
ソロモン王は晩年、主に背いて様々な偶像崇拝に走りました。
主なる神は、ソロモン王に対して二度も現れて戒められるのですが
それでもなおソロモン王は、偶像崇拝を続けたのです。
ソロモンの心は迷い、イスラエルの神、主から離れたので、
主は彼に対してお怒りになった。
主は二度も彼に現れ、
他の神々に従ってはならないと戒められたが、
ソロモンは主の戒めを守らなかった。
列王紀上 11章9〜10節
その結果何が起こったかといえば、国の分裂です。
イスラエルは、南ユダ王国と北イスラエル王国に分裂してしまうのです。
そこで、主は仰せになった。
「あなたがこのようにふるまい、
わたしがあなたに授けた契約と掟を守らなかったゆえに、
わたしはあなたから王国を裂いて取り上げ、あなたの家臣に渡す。
あなたが生きている間は父ダビデのゆえにそうしないでおくが、
あなたの息子の時代にはその手から王国を裂いて取り上げる。
列王紀上 11章11〜12節
主はソロモン王に、王国が分裂することを語られ、
その通りに、なってしまうのです。
ソロモン王の子レハブアムは、反逆に会い、
ただ、ユダの町々に住むイスラエル人に対してのみ
王であって、その他大半のイスラエル人は、
ヤロブアム王に従ってしまったのです。
イスラエルのすべての人々はヤロブアムが帰ったことを聞き、
人を遣わして彼を共同体に招き、
王としてイスラエルのすべての人々の上に立てた。
ユダ族のほかには、ダビデの家に従う者はなかった。
列王紀上 12章20節
ソロモン王の罪は、ソロモンひとりに影響を及ぼしたのではなく
国全体に影響を及ぼし、国の分裂を招いてしまったのです。
イスラエルの国に、大きな不幸を招く結果となってしまったのです。
ここから、王という立場がどういうものであるのか
ということを、教えられます。
王の罪は、国全体に不幸をもたらしたのです。
【今日の聖書】
そこで、まず第一に勧めます。
願いと祈りと執り成しと感謝とを
すべての人々のためにささげなさい。
王たちやすべての高官のためにもささげなさい。
わたしたちが常に信心と品位を保ち、
平穏で落ち着いた生活を送るためです。
これは、わたしたちの救い主である
神の御前に良いことであり、喜ばれることです。
神は、すべての人々が救われて
真理を知るようになることを望んでおられます。
テモテへの手紙一 2章1〜4節