今日のできごと


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2020/7/3(金)

 

アブラハムの旅程その2

2.シケムからエジプト

 2.1 シケムからベテルの東の山

 シケムに移った後、アブラハムはベテルの東の山に移ります。

 アブラムは、そこからベテルの東の山へ移り、
 西にベテル、東にアイを望む所に天幕を張って、
 そこにも主のために祭壇を築き、主の御名を呼んだ。
 創世記 12章8節

 これはおそらく数十キロ程度の距離だと思いますので、
 それ程、時間はかからなかったことでしょう。
 それでも1日ではなく、数日かけて動いていると思います。

 2.2 ベテルの東の山からネゲブ

 さらに、ベテルの東の山からネゲブに移ります。

 アブラムは更に旅を続け、ネゲブ地方へ移った。
 創世記 12章9節

 ベテルの東の山から、南下するわけです。
 ネゲブ地方も広域なので、どこに行ったかにもよりますが
 100キロは優に超えていますので、1週間以上はかかっているはずです。

 2.3 ネゲブからエジプト

 ネゲブでは飢饉が発生します。
 そのタイミングで、今度はエジプトに行きます。

 その地方に飢饉があった。
 アブラムは、その地方の飢饉がひどかったので、
 エジプトに下り、そこに滞在することにした。
 創世記 12章10節

 直線距離でも、300キロを優に超えます。
 行程が400キロとして、平均時速5キロで歩いて80時間。
 平均時速4キロで歩いて100時間です。

 日に5時間歩いたとして、16〜20日は歩かなければなりません。
 起伏があったり、休憩時間も考えれば、毎日20キロでもきつかったと思います。
 休みも含めれば、1か月ほどの旅だったでしょうか?

むすび.2 主の御名を呼ぶアブラハムにも飢饉が襲った

 主の御名を呼ぶ信仰深いアブラハムに対しても、
 飢饉は容赦なく襲います。
 主はその時その時に応じて、最善をなして下さるお方です。

 災害が主の裁きとして来るときも、もちろんありますが
 すべての災害が、必ずしも主の裁きであるということではないことが、
 この箇所からわかります。

 主の御名を呼んでいたアブラハムも、ひどい飢饉のため
 数百キロにも及ぶエジプトへの旅を、強いられていたのです。
 そこにも人の思いを遥かに超えた、主の計画があったのです。

 【今日の聖書】
 アブラムは、そこからベテルの東の山へ移り、
 西にベテル、東にアイを望む所に天幕を張って、
 そこにも主のために祭壇を築き、主の御名を呼んだ。
 創世記 12章8節


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