いつも喜んでいなさい
私たちは、決して喜ぶことのできないような悲しみを体験します。
身近な人が亡くなった時、生きているうちに会っておけばよかった、
もっと親しく話をしておけば良かったと、後悔の念に駆られます。
そんな時、どうして喜べるでしょうか?
なすべき善を行わなかったことは、すなわち罪です。
愛を実行できたにもかかわらず、実行しなければそれは罪になってしまいます。
人がなすべき善を知りながら、それを行わないのは、
その人にとって罪です。
ヤコブの手紙 4章17節
そう考えていくと、毎日毎日、
悲しむべき罪を犯し続けてしまっていることに、気づきます。
罪を犯してしまって、どうして喜べるでしょうか?
ただただ自分が、自分ではどうしようもすることのできない
罪人であることに、気づくだけなのです。
喜べない、悲しむばかりです。絶望的です。
しかし、わたしたちがまだ罪人であったとき、
キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、
神はわたしたちに対する愛を示されました。
ローマの信徒への手紙 5章8節
そんな罪人の私を愛し、命を捨てて下さった
信じられないような、イエス・キリストの愛に感謝するばかりです。
罪人でもそれでも愛して下さっている、それは私たちの思いをはるかに超えています。
【今日の聖書】
主において常に喜びなさい。
重ねて言います。喜びなさい。
フィリピの信徒への手紙 4章4節