今日のできごと


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2020/2/22(土)

 

本当は死んでなかったのか?

1.ヤイロの娘は眠っていただけだったのか?

 ヤイロの娘をイエスが生き返らせる奇蹟が、聖書に記されています。
 ヤイロの娘は死んでいたのに、その霊が戻って来て息を吹き返したというのです。

 イエスは娘の手を取り、「娘よ、起きなさい」と呼びかけられた。
 すると娘は、その霊が戻って、すぐに起き上がった。
 イエスは、娘に食べ物を与えるように指図をされた。
 ルカによる福音書 8章54〜55節

 「いやこれは、本当は死んでなかったんだ」
 「眠りが深かっただけで、周囲の人は勘違いしていたんだ」
 そんな反論が、あるいは出てくるかもしれません。

 特にこの時、イエスが娘を生き返らせる前に言った言葉すなわち
 「泣くな。死んだのではない。眠っているのだ。」を取り上げて
 「本当は死んでなかったのを、イエスは知っていたんだ」と言われるかもしれません。

 人々は皆、娘のために泣き悲しんでいた。
 そこで、イエスは言われた。
 「泣くな。死んだのではない。眠っているのだ。」
 ルカによる福音書 8章52節

2.イエスを嘲笑していることからも確実に死んでいたことがわかる

 けれども、本当にそうでしょうか?
 人々の中で、娘が眠っていると思っていた人がひとりでもいたでしょうか?
 逆に、娘が死んでしまったことを、そこにいた全員が確信しているのです。

 それは、次の言葉からわかります。

 人々は、娘が死んだことを知っていたので、イエスをあざ笑った。
 ルカによる福音書 8章53節

 確実に死んでいたのがわかっていたので、人々はイエスの言葉を聞いて
 馬鹿にしてあざ笑っているのです。
 「死んだ人を眠っているなんて、なんて馬鹿なことを言うのか!」

 これが人々の反応だったのです。
 この反応から見ても、この娘は確実に死んでいたことがわかります。
 もしそうでなければ、「もしかすると眠っているだけなのかもしれない」と

 確かめに行った人が、いたかもしれません。
 そんな人は一人もおらず、悲しんでいた人々はイエスをあざ笑っているのです。
 確かに娘は死んでいたのです。

 誰が見ても誰が確認しても、娘は確かに死んでいたのです。
 だから人々は「眠っているのだ」と言ったイエスを、あざ笑っているのです。
 イエスが眠っていると言ったのは、これから生き返らせるからだったのです。

3.ヤイロの娘は確かに死んでいたのに生き返らされた

 人々が、もう死んでしまったと思っていたその娘が、
 イエスによって、生き返らされます。

 イエスは娘の手を取り、「娘よ、起きなさい」と呼びかけられた。
 すると娘は、その霊が戻って、すぐに起き上がった。
 イエスは、娘に食べ物を与えるように指図をされた。
 ルカによる福音書 8章54〜55節

 「その霊が戻って」とありますから、霊が肉体から離れていたのです。
 人の霊は、死んだら肉体から離れるのです。
 ヤイロの娘は、死んでその霊が肉体から離れました。

 しかしその後、イエスによってその霊が戻されたのです。
 イエスは確かに、死人さえ生き返らせているのです。
 本当の救い主メシアだったからこそできた、死人を生き返らせる奇蹟です。

むすび.聖書の奇蹟を割り引かない

 聖書に記されているイエスの奇蹟は、事実本当に起こった出来事です。
 私たちはそれを信じています。病気の癒しも、パンが増えた奇蹟も、
 悪霊の追い出しも、死人の生き返りも事実なのです。

 そのことによってイエスは、ご自身が本当の救い主であることを
 世に示されたのです。私たちのしなければならないことは、何でしょうか?
 イエスを私自身の救い主として受け入れて、信じることなのです。

 【今日の聖書】
 イエスは娘の手を取り、「娘よ、起きなさい」と呼びかけられた。
 すると娘は、その霊が戻って、すぐに起き上がった。
 イエスは、娘に食べ物を与えるように指図をされた。
 ルカによる福音書 8章54〜55節


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