今日のできごと


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2020/2/20(木)

 

光あれ!

1.神ははじめに光を造られた

 天地創造のはじめに、神は光を造られました。

 神は言われた。「光あれ。」こうして、光があった。
 創世記 1章3節

 ということは、それ以前には光そのものが存在していなかったということになります。
 光が存在しなかったということは、光なしには存在し得ない他のものも
 それ以前には、存在しなかったということになります。

 何が、存在しなかったのでしょうか?
 逆に言うと、光ができてから存在しはじめたものは何でしょうか?

2.闇は光ができる前から存在していた

 神は光を見て、良しとされた。
 神は光と闇を分け、光を昼と呼び、闇を夜と呼ばれた。
 夕べがあり、朝があった。
 第一の日である。
 創世記 1章4〜5節

 神は光ができた後、光と闇を分けられますが、
 闇は光のできる前から存在していることが、創世記1章2節からわかります。

 地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、
 神の霊が水の面を動いていた。
 創世記 1章2節

 光ができる以前から、闇はあったのです。
 では、何が光ができた後に存在し始めているでしょうか?

3.光ができた後から「時間」が流れ始めている

 夕べがあり、朝があった。第一の日である。
 創世記 1章5節

 「夕べがあり朝があった。」ということは、夕べと朝が生じていることになります。
 それ以前には、夕べも朝もなく「日」という概念すらないような感じです。
 光ができる以前には、夕べも朝もなく何日目という概念もなかったようなのです。

 どういうことになるでしょうか?
 「光」ができた後から、いわゆる「時間」が流れ始めているのです。
 1日目、2日目という時間の流れが、ここから始まっているのです。

 「光速 (299,792,458 m/s) に近づくにつれて、時間の進み方がゼロに近くなる」
 と言われていますが、もし特殊相対性理論が正しいのであれば、
 光と時間の間には、密接な関係があることになります。

 もし時間が光速に依存して、その進む速度を変えるのであるなら、
 光が存在しない状態で、時間は存在し得るのでしょうか。
 神が「光あれ」と言われた時、「光」と共に「時間」もできたのではないでしょうか?

むすび.神は時を超えたお方

 人間は、「時間」の流れの中で生きています。
 時間を飛び越えることは、通常はできません。
 けれども、神は時間を超えて存在しておられるお方です。

 人のように、時間に縛られることはありません。
 時間が、光と共にできたかどうかはどうであれ、
 神は、時を超えて働かれるお方なのです。

 神にとっては、千年も1日のようであり、1日も千年のようなのです。
 私たちの思いを、はるかに超えているのです。

 【今日の聖書】
 世界が造られたときから、
 目に見えない神の性質、
 つまり神の永遠の力と神性は被造物に現れており、
 これを通して神を知ることができます。
 従って、
 彼らには弁解の余地がありません。
 ローマの信徒への手紙 1章20節


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