悪魔の誘惑の特徴３「神を悪者にしてしまう」
「それを食べると、目が開け、
神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」
創世記 ３章５節
３．悪魔は神を悪者にした
３．１ 「神はあなたに隠してるんだよ」
そして悪魔は、あたかも神が、人間を不当に扱っているかのような
神の愛を疑わせるような言葉を、語ってくるのです。
「神のように善悪を知るものとなることを神はご存じなのだ。」
神は知っていながら、あなたたちに隠しているんだよ、
それをあなたたちに、教えてくれていないんだよ、
知らないから、あなたたちは損をしているんだよ、と伝えようとしているのです。
３．２ 「神はあなたに最善なんかしてないんだよ」
本当は、食べると人間にとって良いことが起きるのに、
それを隠しているとしたら、神はひどい方だと思わないか？
神はあなたに、最善のことなんてしてないんだよ、
と、そういう含みを込めて語っているわけです。
それは、神が人を愛していることを否定して、
神を悪者にしてしまう言葉なのです。
３．３ 「私の方が神より正しいんだよ」
この背後にあるのは、神よりも私が正しいのだという思いです。
悪魔は常に、神の上に自分を置こうとするのです。
自分こそが、神だと思わせたいのです。そのために真の神を冒涜するのです。
神はそんなことを言っているが、実はそれはおかしいよ、
正しいのは私だよ、私に従いなさいと、語りかけてくるのです。
神が悪者なんだと、人間に誤解を与えたいのです。
３．むすび．神はどこまでも良いお方
神のなさることは最善であって、私たちの理解を超えて良いことを行ってくださいます。
神は全知全能の創造主ですから、私たちには理解できないことが多くて当然なのです。
短絡的に自分の頭で結論付けてしまうと、だまされます。
神は、どこまでも良いお方なのです。
私たちを愛して最善をなして下さる神を、どこまでも信じ続けてゆくことが
私たちにとって、とても大切なことなのです。
【今日の聖書】
御父がどれほどわたしたちを愛してくださるか、考えなさい。
それは、わたしたちが神の子と呼ばれるほどで、事実また、そのとおりです。
世がわたしたちを知らないのは、御父を知らなかったからです。
ヨハネの手紙一 ３章１節
