イエスはラザロを生き返らせた
 死人の生き返りで有名なのは、ラザロです。
 イエスがラザロの所に来たのは、ラザロが死んでから4日後でした。
 すでに時遅し、死ぬ前ならいざ知らず、死んで4日も経ってからだったのです。
 マリアはイエスのおられる所に来て、
 イエスを見るなり足もとにひれ伏し、
 「主よ、もしここにいてくださいましたら、
  わたしの兄弟は死ななかったでしょうに」と言った。
 ヨハネによる福音書 11章32節
 死んでしまってからでは、もう遅いという絶望の中に
 誰もが閉じ込められていました。
 しかしイエスは、突拍子もないことを言われるのです。
 イエスが、「その石を取りのけなさい」と言われると、
 死んだラザロの姉妹マルタが、
 「主よ、四日もたっていますから、もうにおいます」と言った。
 ヨハネによる福音書 11章39節
 「その石を取りのけなさい」と言われたのです。
 いやいやそんなことをしたら、腐敗臭が立ち込めて
 大変なことになりますよと、マルタは思って「においます」と語ったのです。
 けれども結果はどうだったでしょうか?
 ラザロは、手と足を布で巻かれたまま出て来るのです。
 死んでいたはずのラザロが、ちゃんと生き返って墓から出てきたのです。
 
【今日の聖書】
 すると、死んでいた人が、手と足を布で巻かれたまま出て来た。
 顔は覆いで包まれていた。
 イエスは人々に、「ほどいてやって、行かせなさい」と言われた。
 ヨハネによる福音書 11章44節