身体の激変
1.女は生みの苦しみをするように変えられてしまった
最初の人間が、エデンの園で罪を犯した結果、
神は人に、罰をお与えになりました。
神は女に向かって言われた。
「お前のはらみの苦しみを大きなものにする。
お前は、苦しんで子を産む。
お前は男を求め
彼はお前を支配する。」
創世記 3章16節
女性に対しては、「はらみの苦しみを大きなものにする。」
「お前は、苦しんで子を産む」と言われています。
妊娠出産における苦しみが、大きくされてしまったのです。
出産時の陣痛は、極めて大きいのが普通です。
何であんなに苦しまないと、子供が生まれないのだろうと思いますが
その原因はここにあります。
元々神は、そのように女性を作られたのではなかったのです。
単に生む苦しみだけでなく、つわりや月のものなどの苦しみが加わり
出産に関するすべての仕組みが、激変してしまったのです。
そのために、レビ記15章19節のようなことが
起こるようになってしまったのです。
2.男は汗を流し苦しんで食糧を得るように変えられてしまった
男性も、同じです。女性の出産の仕組みが変わったのと同様に、
男性側も、変化したはずです。
レビ記15章16節のようなことは、「元来はなかった」と考えられるのです。
さらに男性には、生涯にわたる労働の苦しみが加わっています。
神はアダムに向かって言われた。
「お前は女の声に従い
取って食べるなと命じた木から食べた。
お前のゆえに、土は呪われるものとなった。
お前は、生涯食べ物を得ようと苦しむ。
お前に対して
土は茨とあざみを生えいでさせる
野の草を食べようとするお前に。
お前は顔に汗を流してパンを得る
土に返るときまで。
お前がそこから取られた土に。
塵にすぎないお前は塵に返る。」
創世記 3章17〜19節
生涯食べ物を得ようと苦しむことが、罰として与えられました。
顔に汗を流して働かなければ、食物が得られないように
なってしまったのです。
3.男女とも、老いて死ぬ身体に変えられてしまった
そして決定的なのは、男女とも体が死ぬようになってしまったことです。
元々人間は、死ぬように作られたのではなかったのですが
人間の罪の故に、年老いて死ぬように体の構造が激変してしまったのです。
元々神は、今のような体に造られたのではなく
もっともっと、ずっと良い体に作って下さっていたのです。
けれども罪の結果、女性は生みの苦しみをする体にされてしまい
そして男女ともに、年老いて老化して
最後には死ななければならない体へと、変えられてしまったのです。
すべては、罪の結果なのです。
むすび.私たちの体は一回激変している
私たちの体は、天地創造のはじめから、今と同じ体ではなかったのです。
もっともっと、ずっと良かったのです。
今の私たちの体の仕組みを見ても、神経や消化の仕組みはすごいものがあります。
けれども、人間が創造された当初は
もっともっと、素晴らしく造られていたのです。
神は元々私たち人間を、今の体よりもはるかに素晴らしい体で作って下さったのです。
【今日の聖書】
神は女に向かって言われた。
「お前のはらみの苦しみを大きなものにする。
お前は、苦しんで子を産む。
お前は男を求め
彼はお前を支配する。」
創世記 3章16節