今日のできごと


 前日  翌日  今月  去年の今頃  トップへ  更新
2020/10/8(木)

 

ダビデはまだ王でない時に王と言われていた

 サウル王に命を狙われ、ガトに逃げた時のダビデは、
 まだサウルに仕える身であって、王ではなかったのですが、
 アキシュの家臣たちは、「かの地の王」と言っています。

 アキシュの家臣は言った。
 「この男はかの地の王、ダビデではありませんか。
  この男についてみんなが踊りながら、
  『サウルは千を討ち、ダビデは万を討った』と歌ったのです。」
 サムエル記上 21章12節

 『サウルは千を討ち、ダビデは万を討った』と言う歌を
 彼らが知っていたということは、サウルが王だと認識していたはずです。
 しかし、ダビデを「王(メレク)」と言っています。

 敵でありながら、ダビデの将来を予知していたような語り方です。
 ペリシテ人の言葉ではあるのですが、ダビデの将来を予表するような
 預言的な言葉です。

 この後ダビデが王になるのは、もっと多くの時が流れてからですが、
 時として、神を信じてもいない人が預言的な言葉を語ることもあるようです。
 もうこの時から、王のような風格があったのかもしれません。

 もっとも王であるサウルが千で、ダビデが万と歌われていたことから
 ダビデが、王であるサウル以上に手柄を立てているということで
 ダビデは王より優れた人物だ、という認識はあったことでしょう。

 【今日の聖書】
 アキシュの家臣は言った。
 「この男はかの地の王、ダビデではありませんか。
  この男についてみんなが踊りながら、
  『サウルは千を討ち、ダビデは万を討った』と歌ったのです。」
 サムエル記上 21章12節


 前日  翌日  今月  去年の今頃  トップへ  更新