預言と成就
旧約聖書には、イエス・キリストに関する預言がちりばめられています。
イエス・キリストが十字架にかけられて死なれた時、
その両手両足は釘で刺し貫かれ、その脇腹も槍で突き刺されました。
しかし、兵士の一人が槍でイエスのわき腹を刺した。
すると、すぐ血と水とが流れ出た。
ヨハネによる福音書 19章34節
そのことは既に、旧約聖書のゼカリヤ書に預言されていたのです。
わたしはダビデの家とエルサレムの住民に、憐れみと祈りの霊を注ぐ。
彼らは、彼ら自らが刺し貫いた者であるわたしを見つめ、
独り子を失ったように嘆き、初子の死を悲しむように悲しむ。
ゼカリヤ書 12章10節
「独り子を失ったように嘆き、初子の死を悲しむように悲しむ」とありますが
イエス・キリストこそ、神のひとり子であり
イエスが十字架の上で命を失った時、父なる神はそのひとり子を失ったのです。
旧約聖書の中にある救い主の預言は、
イエス・キリストにおいて、成就したのです。
イエス・キリストこそ旧約聖書で預言されていた、真の救い主だったのです。
【今日の聖書】
また、聖書の別の所に、
「彼らは、自分たちの突き刺した者を見る」とも書いてある。
ヨハネによる福音書 19章37節