今日のできごと


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2019/9/25(水)

 

主は与え、主は奪う

 ヨブには10人の子どもたちがいました。
 7人の息子たちと、3人の娘たちです。
 しかし、全員死んでしまいます。そして財産もすべて失ってしまいます。

 その時ヨブが語っている言葉が、これです。
 「わたしは裸で母の胎を出た。裸でそこに帰ろう。
  主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられよ。」

 全権を主に委ね、失われたものに心奪われることなく
 何が起ころうとも、主をほめたたえる姿がそこにあるのです。
 「主がなされることは、いつも最善である」という神への揺るぎない信頼が

 ヨブの心の中に、常にあったのです。
 もし神への信頼がなかったら、失われたものに固執して
 いつまでも嘆き、呻き、失望落胆していたに違いないのです。

 神のなされることは、いつも最善なのです。
 ヨブの苦しみについては、直接はサタンが手を下したことではありますが、
 それを許しておられたのは、主なる神なのです。

 神は、あえてサタンがヨブの財産と子供を奪うことを、ゆるしておられたのです。
 ヨブはサタンによって、財産と子供を奪われましたが、
 たとえそれらが一切なくなってしまっても、ヨブは素晴らしい信仰告白をしているのです。

 サタンはヨブを貶めようとしましたが、逆にヨブの信仰の素晴らしさを
 暴露することになってしまったのです。
 サタンのやったことは、逆効果そのものでした。

 【今日の聖書】
 「わたしは裸で母の胎を出た。裸でそこに帰ろう。
  主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられよ。」
 このような時にも、ヨブは神を非難することなく、罪を犯さなかった。
 ヨブ記 1章21〜22節


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