マルコはパウロの務めをよく助けていた
1.パウロはマルコを必要としていた
パウロはテモテに手紙を書いていますが、その中で
「マルコを連れて来てください」と、テモテに頼んでいます。
ルカだけがわたしのところにいます。
マルコを連れて来てください。
彼はわたしの務めをよく助けてくれるからです。
テモテへの手紙二 4章11節
マルコについて、パウロは
「彼はわたしの務めをよく助けてくれるからです。」と言っています。
マルコがパウロの働きを、よく助けていたことがわかります。
2.マルコは成長していた
第一回伝道旅行の時は、途中離脱してしまったマルコでしたが
その後は、パウロをよく助ける働き人になっていったことがわかります。
マルコは、失敗したからそれ以降もう駄目だったわけではなかったのです。
マルコは、パウロの第二回伝道旅行に同行はできませんでしたが、
その後、パウロの務めをよく助けるまでになっているのです。
マルコは成長し、パウロにとっても役立つようになっています。
3.一度や二度の失敗で決めつけてはならない
マルコのことを考えると、一度や二度の失敗でその人を
「彼はだめだ」と決めつけてはいけないことを教えられます。
その人のその後の働きの可能性を、奪ってはならないことを教えられます。
時期尚早の場合もあるでしょう。時間をかけて整えられていけば良いのです。
失敗してもそれを引きずらずに、それを繰り返さないようにして新たに進めばよいのです。
そのためには、周囲の理解も必要です。彼は失敗したからもうだめだと思わず
次の可能性にかければよいのです。
むすび.失敗しても再起は十分可能
パウロは、伝道旅行で脱落してしまったマルコを、
「彼はもうだめだ」と、全面的に否定していなかったのです。
確かに、第二回伝道旅行には連れて行きませんでしたが、
その時の伝道旅行には、不適格だったというだけなのです。
後になって、テモテに頼んで自分の所に連れてきてもらう程、
パウロはマルコを、自分にとって役に立つ人物で必要だと重要視しています。
失敗しても再起は十分可能なのです。大丈夫なのです。
失敗したら「もうだめだ」と考える考え方を、変える必要があります。
主は十字架の血潮でゆるし、回復させ、成長させ、整えて、用いて下さるのです。
【今日の聖書】
ルカだけがわたしのところにいます。
マルコを連れて来てください。
彼はわたしの務めをよく助けてくれるからです。
テモテへの手紙二 4章11節