すべての人に心から優しく接する
1.パウロがテトスに命じたこと「優しく接すること」
パウロはテトスの手紙で、人々に、次のことを思い起こさせなさいと語っています。
@支配者や権威者に服し、これに従うこと
Aすべての善い業を行う用意をしていなければならないこと
Bだれをもそしってはならないこと
C争いを好まないこと
D寛容であること
Eすべての人に心から優しく接しなければならないこと
2.それは聖霊に助けられると実行可能
どれも、隣人愛に基づく態度です。人間として、当然ともいえる態度です。
信仰を持っていない人の間でも、これらは勧められていることです。
ただ、罪人のままであると、それはできません。どこかで破綻します。
やろうと思う意志があっても、できないのです。
はじめはできたとしても、続かないのです。
気が付いたら、その逆を行っていたりするのです。
ただ聖霊に助けられる時に、私たちはそれをすることができるようになるのです。
クリスチャンであっても、自分の力だけでやってみようと思っていたとしたら
やはり不可能です。どうしても、聖霊の助けが必要なのです。
3.イエスの示された優しさの模範
イエスは、本当に優しいお方でした。
ご自分を知らないと言ってしまったペトロを、
そのままの姿で、受け入れて立ち直らせているのです。
「なぜ私を知らないなどと言ったのか!」
「牢に入っても死んでも良いと、言っていたではないか!」
という、責める言葉がひとつも語られていません。
「わたしはがっかりしたよ」とか
「やっぱりあなたも、そういう人間だったのか」
という批判的な言葉も、語られていません。
語られているのは、「わたしの羊を飼いなさい」という
信頼して任せるよという、優しい言葉なのです。
イエスは言われた。「わたしの羊を飼いなさい。
ヨハネによる福音書 21章17節(抜粋)
むすび.助け主聖霊に助けられて優しく接していこう
私たちもイエスのように、どこまでも優しい接し方を
隣人にしていくことが、求められています。
自分にもそうしてほしいと、思うからです。
特に失敗してしまった人に対して、
責めることも、批判することもせずに、
そのまま受け入れて、優しい態度で接していくことが必要です。
失敗しても繰り返し信頼して、仕事を任せていく
そういう態度で、いつもいるべきなのです。
イエスがペトロに対してされたのは、まさにそういう行動だったのです。
私たちに与えられている助け主、聖霊に助けられるとき
すべての隣人に対して、そのように優しく接していくことができるのです。
責める言葉、批判的な言葉を退け、優しい言葉を使っていきますという決断をして
嫌味や、嘲笑、蔑み、恨み、憎しみ、羨み、僻み、...そういう言葉を一切語らず
ただどこまでも、優しい言葉を使う柔和な人になっていけるように
祈り求めていきましょう。
【今日の聖書】
人々に、次のことを思い起こさせなさい。
支配者や権威者に服し、これに従い、
すべての善い業を行う用意がなければならないこと、
また、だれをもそしらず、争いを好まず、寛容で、
すべての人に心から優しく接しなければならないことを。
テトスへの手紙 3章1〜2節
今日は島大の入学式が執り行われました。