これから起こることや普通は知り得ないことを、神が示してくださることがあります。

　祈りの中で、Ａ君の顔がぱっと浮かんできてＡ君のために祈ったら
　その日、Ｂ君に会って「Ａ君が教会に行きたいって言ってたよ」と言われ
　その後Ａ君に会って聞いてみると、やはりその通りだったということがありました。

　Ｃ君がやってきて、今しがた経験したことを口に出す前に、
　見ても聞いてもいないのに、そのことがその瞬間わかって、
　その通りのことを、Ｃ君が話し出したこともありました。

　夢の中で、素晴らしいことが起こっていて、
　朝目が覚めて「ああ夢かぁ」と、がっかりしていたら、
　その日の内に同じようなことが起きて、みんなで喜んだこともあります。

　普通は、「たまたま偶然でしょう」と片付けられてしまいそうなことではありますが、
　神は、普通知り得ないことや、これから起きることを教えて下さるお方です。
　神が秘密を教えられた顕著な例は、バビロン捕囚のダニエルの時でしょう。


　ネブカドネツァル王が、自分の見た夢とその解き明かしを告げるよう命じた時
　神はダニエルに、その夢の内容と解き明かしを幻で教えられています。
　ダニエルは、神によって王が見た夢とその解き明かしを把握できたのです。

　ついに夜の幻のうちにこの秘密がダニエルに示されたので、
　ダニエルは天の神をほめたたえた。
　ダニエル書　２章１９節


　神は全知全能ですから、その人しか知り得ないようなことも全部ご存知です。
　そしてそれを他の人に、夢や幻などで教えることも可能なのです。
　誰にも話していない秘密のことも、神の前にはすべて明らかで、

　必要とあらば、神はそれを誰かに伝えることもできるのです。
　誰も理解してくれずに誤解されていたとしても、それも神はご存知で
　最終的に、正しく裁いて下さいます。

　ひどい被害を受けていることが、誰にも気づかれず、
　誰も助けてくれないような、そんな状況の時に
　神は、それをつぶさにご覧になって、助けを送ってくださるのです。


　神はすべてをご覧になられ、すべてをご存知なのです。
　私たちに問われているのは、それを私たちがいかに信じることができるか
　ということなのです。

　「全知全能の神を、いかに信頼できるか」
　それが、今私たちに問われているのです。
　神はすべてをご存知なのです。

　【今日の聖書】
　しかし秘密をあらわすひとりの神が天におられます。
　彼は後の日に起るべき事を、
　ネブカデネザル王に知らされたのです。
　あなたの夢と、あなたが床にあって見た脳中の幻はこれです。
　ダニエル書　２章２８節