ほっといたらどうなる?
1.すべての人は罪人
ミカンを放っておいたら、カビが生えます。
牛乳を放っておいたら、徐々に固形化していきます。
人間は放っておいたら、どうなるでしょうか?
聖書には、すべての人が罪人であると記されています。
人は皆、罪を犯して神の栄光を受けられなくなっていますが、
ローマの信徒への手紙 3章23節
罪人であるならば、放っておいたらどんどん罪を犯し続けていくことでしょう。
放っておいたら、どんどん良くなるのではなくどんどん悪くなっていくのです。
ノアの時代がそうでしたし、バベルの塔の時代もそうでした。
2.士師記の時代の悪のスパイラル
士師記の時代も、悪のスパイラルに落ち込んでいます。
@神から離れて悪を行う→
A敵が攻め込み苦しめられる→
B神に立ち返って神に助けを叫び求める→
C神が遣わされた士師によって助けられる→
Dしばらくは神に従って生きる→
@に戻る
士師記における悪のスパイラルは、
苦しみに会って、神に立ち返りはしますが、
罪を繰り返し続けますので、以前よりも悪くなる一方でした。
3.放っておいたら悪くなるばかりの罪人を放置していてはならない
罪人である人間を、放っておいたら悪くなるばかりであることは、
旧約聖書の中に記されている歴史を見れば、一目瞭然です。
すべての人が罪人であることが、否定できない事実であることが
聖書から、鮮明に浮かび上がってきます。
ですから、人間は放っておいたらいけないのです。
「そのままでいいんだよ」と言われますが、
「悪いことを考えては悪を行う、自己中心な罪を犯し続ける自分」
のままでいいわけではないのです。
罪人のままで、イエス・キリストのもとにいき、赦されるのは確かです。
けれども一旦イエス・キリストを信じて、罪を赦されたなら
「悪いことを考えては悪を行う、自己中心な罪を犯し続ける自分」から
「神のみこころを考えては、神のみこころを行う神と人を愛する自分」に
変えられていく必要があります。
救われても、そのまま放っておいたらそうはならないでしょう。
そこに助けが必要になってきます。聖霊の助けです。
むすび.聖霊が助けて下さる
助け主聖霊は、罪人の私たちを助けて下さり
罪の中を歩むのではなく、神のみこころを歩めるように助けて下さいます。
祈り求めるなら、必ず助けがいただけるのです。
【今日の聖書】
わたしたちは、
霊の導きに従って生きているなら、
霊の導きに従ってまた前進しましょう。
ガラテヤの信徒への手紙 5章25節