一旦食べてしまったら...
神は人に対して、
「善悪の知識の木からは、決して食べてはならない」と命じられました。
主なる神は人に命じて言われた。
「園のすべての木から取って食べなさい。
ただし、善悪の知識の木からは、決して食べてはならない。
食べると必ず死んでしまう。」
創世記 2章16〜17節
しかしアダムとエバは、神に食べてはいけないと言われていた木の実を
食べてしまうのです。
女が見ると、その木はいかにもおいしそうで、目を引き付け、
賢くなるように唆していた。
女は実を取って食べ、一緒にいた男にも渡したので、彼も食べた。
創世記 3章6節
神の約束を破ってしまったら、その時点で罪になります。
アダムとエバは、この時点で神に対して罪を犯してしまったのです。
「罪を犯す」ということは、取り返しがつかないことです。
一旦食べてしまったら、食べなかったことにはできないのです。
一旦食べてしまった物を吐き出したとしても、食べなかったことにはできません。
吐き出しても「食べた」という事実は、消えないのです。
もしアダムとエバが、食べたものをその後吐き出したとしたとしても、
罪を犯したことは、消えないのです。
盗んだものを、返した所で罪が消えないのと同じです。
一旦罪を犯してしまったら、犯さなかったことにはできないのです。
自分では、もはやどうすることもできないのです。
イエス・キリストの十字架による赦しが、どうしても必要なのです。
【今日の聖書】
自分の罪を公に言い表すなら、
神は真実で正しい方ですから、
罪を赦し、
あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。
ヨハネの手紙一 1章9節