はしためにも
イエスの母マリアは、受胎告知の時にこう言っています。
マリアは言った。
「わたしは主のはしためです。
お言葉どおり、
この身に成りますように。」
そこで、天使は去って行った。
ルカによる福音書 1章38節
マリアは自分自身のことを、主のはしためと言っているのです。
このマリアは、イエスの十字架と復活、そしてその後の昇天の後、
弟子たちと共に、聖霊を待ち望んで祈っていました。
彼らは皆、婦人たちやイエスの母マリア、
またイエスの兄弟たちと心を合わせて熱心に祈っていた。
使徒言行録 1章14節
そして、そこに聖霊が降ったのです。
マリアも、聖霊に満たされたのです。
「わたしは主のはしためです。」と語り聖霊によって身ごもって
イエスを産んだマリアにも、ペンテコステの日、
聖霊が注がれ、満たされたのです。
すると、一同は聖霊に満たされ、
“霊”が語らせるままに、
ほかの国々の言葉で話しだした。
使徒言行録 2章4節
このことについて、ペトロはヨエル書の預言を引用して語っています。
そうではなく、これこそ預言者ヨエルを通して言われていたことなのです。
『神は言われる。
終わりの時に、
わたしの霊をすべての人に注ぐ。
すると、あなたたちの息子と娘は預言し、
若者は幻を見、老人は夢を見る。
わたしの僕やはしためにも、
そのときには、わたしの霊を注ぐ。
すると、彼らは預言する。
使徒言行録 2章16〜18節
「わたしの僕やはしためにも、そのときには、わたしの霊を注ぐ。」
まさに「わたしは主のはしためです。」と語ったイエスの母マリアにも
聖霊が注がれ、マリアは聖霊に満たされたのです。
私たちも、「わたしは主のしもべです」という謙虚な姿勢で
聖霊を待ち望み、聖霊に満たされることを願い求めていきましょう。
【今日の聖書】
あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。
そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、
また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」
使徒言行録 1章8節