今日のできごと


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2019/12/12(木)

 

年長者から始まって

 若年者よりも年長者の方が、早く行動した出来事が、
 聖書に記されています。

 これを聞いた者は、年長者から始まって、
 一人また一人と、立ち去ってしまい、
 イエスひとりと、真ん中にいた女が残った。
 ヨハネによる福音書 8章9節

 これは、イエスが何と言われた時だったでしょうか?

 しかし、彼らがしつこく問い続けるので、
 イエスは身を起こして言われた。
 「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、
  まず、この女に石を投げなさい。」
 ヨハネによる福音書 8章7節

 「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が...」
 と言われた時なのです。

 「罪のない者が」と言われて、真っ先に「自分に罪がある」
 と気が付いたのが、年長者だったのです。
 すなわち、人生経験の長かった人たちだったのです。

 なぜでしょうか?
 単純に考えれば、人生経験が長ければ長いほど、
 罪を犯すことも、それだけ多かったということでしょう。

 さらに、人生経験が長ければ長いほど
 自分の罪深さに対する認識が、深まっていった
 ともいえるでしょう。

 人生経験が長い分、それに比例して罪を犯す数も多くなり
 人生経験が長い分、それだけ自分の罪に対する認識も深まっていく
 これは、人間の罪人である所以です。

 ここから私たちは、罪が私たちから一生離れないことがわかります。
 私たちは、イエス・キリストによって罪が赦された後も
 生涯、自分自身の罪との戦いをしていく必要があることを教えられます。

 私たちの日々の生活は、自分自身の内にある「罪」との戦いなのです。
 今日も、祈りつつ互いに励まし合って、共にこの戦いを
 戦い抜いていきましょう。

 負けることがあるかもしれません。
 しかし、たとえ負けたとしても、また立ち上がれば良いのです。
 罪を悔い改めてイエスの血潮による赦しを頂いて、再び立ち上がるのです。

 【今日の聖書】
 自分の罪を公に言い表すなら、
 神は真実で正しい方ですから、
 罪を赦し、あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。
 ヨハネの手紙一 1章9節


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