今日のできごと


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2019/12/10(火)

 

返す

 「借りたものをそのままにしていること」が、良くないのは
 聖書にも、はっきりと記されています。

 主に逆らう者は、借りたものも返さない。
 主に従う人は憐れんで施す。
 詩編 37編21節

 借りたものは、返さなければなりません。
 人に借りがあると、いつも「返さなければ」という思いが離れません。
 いつも「返さなければ」という思いで、生活することになります。

 借りている期間が、長くなればなるほど、
 その思いは強まります。
 加えて、借りていたものがどこかに行ってしまったり

 何が借りたもので、何が自分のものかが
 区別できなくなってくると、大変です。
 返そうにも、どれが借りたものであったか

 日を追うごとに、不鮮明になってくることもあります。
 返せなくなってしまうと、弁償ということになってきます。
 お金の場合は、もっと大変なことになってしまいます。

 結局、お金や物の貸し借りで人間関係がこじれてしまったり
 信頼関係が失われてしまったりしてしまうのです。
 問題が起こらないようにするには、借りないことです。

 借りないで、売ってもらうか、譲ってもらうかの
 どちらかにしておけば、自分のものになりますから
 まず問題は生じないでしょう。

 貸そうとしている側から言えば、貸すのではなくあげてしまうことです。
 貸し借りは、後の問題を引き起こしかねません。
 できる限り、貸し借りのない生活をすることが勧められています。

 互いに愛し合うことのほかは、
 だれに対しても借りがあってはなりません。
 人を愛する者は、律法を全うしているのです。
 ローマの信徒への手紙 13章8節

 真実に愛するとき、私たちは惜しみなく与えます。
 私たちは、愛し合うことを勧められているのです。
 返してもらうことを当てにせず、与えてしまうのです。

 施すのです。
 与えることは、決して損することではありません。
 犠牲ではありますが、相手を生かすことになるのです。

 それを神はしっかりと、見ておられるのです。

 【今日の聖書】
 主に逆らう者は、借りたものも返さない。
 主に従う人は憐れんで施す。
 詩編 37編21節


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