力強かったサムソンも、デリラの言葉には勝てませんでした。
　王であったダビデも、ヘト人ウリヤの妻の姿に誘惑され負けてしまいました。
　ペトロも、イエスが捕まった時は弟子であったことを否定してしまいました。

　誘惑に陥らぬよう、目を覚まして祈っていなさい。
　心は燃えても、肉体は弱い。」
　マルコによる福音書　１４章３８節

　どんなに強そうに見えても、人間は元々弱い存在です。
　自分は大丈夫だと思った瞬間、罠が待ち構えています。
　弱さを認識し、誘惑に陥らないようにしていることが大切です。

　目を覚まして祈っていることが、とても大切になってきます。
　祈りは戦いの武器でありますが、同時に誘惑に負けないための
　防御策や防具でもあります。

　そして一人ではなく、共に心合わせて祈る時、
　それは、非常に力強くなって来ます。
　そこをサタンは嫌がります。だから、何とかして祈らせないように仕向けます。

　祈りでなく、新聞・テレビ・雑誌・ポスター
　インターネットの情報に、心を向けさせようとします。
　祈りの優先順位を後にするよう、誘惑してきます。

　後で祈ればいいか、という妥協をもたらし、
　祈りから遠ざけてしまうのです。
　後では遅い場合もあります。

　いつ祈るのでしょうか？
　今です。
　私たちは弱い存在ですが、祈りは神の力を呼び込むのです。

　【今日の聖書】
　誘惑に陥らぬよう、目を覚まして祈っていなさい。
　心は燃えても、肉体は弱い。」
　マルコによる福音書　１４章３８節