単に献げるだけでなく食べて喜び祝った
申命記には、モーセがイスラエルの人々に教えた
神に対する献げものに関する規定が、記されています。
その特徴は、献げると同時に喜び祝うことにありました。
「新しいぶどう酒、オリーブ油などの十分の一の献げ物、
牛や羊の初子、あなたが誓いを立てた満願の献げ物、随意の献げ物、
収穫物の献納物などを自分の町の中で食べてはならず」と書いてあります。
自分の町の中では食べてはならなかったのは、何だったでしょうか?
「新しいぶどう酒、オリーブ油」などの十分の一の献げ物、
牛や羊の初子、満願の献げ物、随意の献げ物、収穫物の献納物などでした。
ということは、自分の町の中ではなく、定められた場所でなら
食べても良かったということになります。
そうです、申命記に記されている神礼拝は、
単に献げ物を献げるだけではなく、食べて喜び祝う礼拝なのです。
家族と共に、神に仕えるレビ人も一緒に、
献げ物を神のみ前で食べて、神のして下さったことを喜び祝ったのです。
【今日の聖書】
あなたは穀物、新しいぶどう酒、オリーブ油などの十分の一の献げ物、
牛や羊の初子、あなたが誓いを立てた満願の献げ物、随意の献げ物、
収穫物の献納物などを自分の町の中で食べてはならず、
ただ、あなたの神、主の御前で、あなたの神、主の選ばれる場所で、
息子、娘、男女の奴隷、町の中に住むレビ人と共に食べ、
主の御前であなたの手の働きすべてを喜び祝いなさい。
申命記 12章17〜18節