今日のできごと


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2018/7/4(水)



ダニエルの見た終わりの時の幻

1.ダニエルは幻を見せられた

 ダニエル書には、預言者ダニエルが見た幻の記述があります。
 それは、ダニエルでさえ意味がわからないような、困惑するような幻でした。
 ダニエルは、その意味が知りたかったと言います。

 わたしダニエルは、この幻を見ながら、意味を知りたいと願っていた。
 その時、見よ、わたしに向かって勇士のような姿が現れた。
 ダニエル書 8章15節

2.ダニエルは幻の意味を教えられた

 そのダニエルに主なる神は、今見た幻に関する説明を
 ガブリエルを通してなさるのです。

 すると、ウライ川から人の声がしてこう言った。
 「ガブリエル、幻をこの人に説明せよ。」
 ダニエル書 8章16節

 こうしてダニエルは、自分に見せられた幻が、
 終わりの日に関する幻であって、
 まだその日は遠い、ということを教えられるのです。

 この夜と朝の幻について
 わたしの言うことは真実だ。
 しかし、お前は見たことを秘密にしておきなさい。
 まだその日は遠い。」
 ダニエル書 8章26節

3.イエスもダニエルの幻を引用されている

 イエスの弟子たちは、世の終わりについてイエスに尋ねます。

 イエスがオリーブ山で座っておられると、
 弟子たちがやって来て、ひそかに言った。
 「おっしゃってください。そのことはいつ起こるのですか。
  また、あなたが来られて世の終わるときには、
  どんな徴があるのですか。」
 マタイによる福音書 24章3節

 その時イエスは、終わりの時に起きるいろいろな徴について
 弟子たちに語られました。そして、その後で、
 ダニエル書の預言を引用しているのです。

 「預言者ダニエルの言った憎むべき破壊者が、
  聖なる場所に立つのを見たら――読者は悟れ――、
  そのとき、ユダヤにいる人々は山に逃げなさい。
 マタイによる福音書 24章15〜16節

むすび. イエスを信じて終わりの日に備える

 ダニエルが幻で見た世の終わりの出来事は、
 イエス・キリストも、それを引用して世の終わりについて
 説明されています。

 この世は、永遠に続くのではなく、やがて終わりが訪れます。
 イエス・キリストが再臨されて、正しい裁きをなさるその日が
 必ずやってきます。その日に備えて、イエスを待ち望む必要があるのです。

 【今日の聖書】
 彼がわたしの立っている所に近づいて来たので、
 わたしは恐れてひれ伏した。彼はわたしに言った。
 「人の子よ、
  この幻は終わりの時に関するものだということを悟りなさい。」
 ダニエル書 8章17節


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