あなたが信じたとおりになるように
今日は、松江地域の牧師の早天祈祷会が開かれました。
今朝は、夏期派遣の神学生も参加してくださり、一緒に祈りました。
聖書のメッセージは下記の通りでした。
1.信仰がなければ、神に喜ばれない
信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。
神は私のために何も良いことをしてくれません、と信じてしまうことは
神に悲しまれることなのです。神に信頼していないからです。
逆に「神は私に最も良いことをして下さいます」と信じることは
神にとても喜ばれることです。
神に喜ばれることは、私たちが神を信じて神に信頼を置くことです。
信仰がなければ、神に喜ばれることはできません。
神に近づく者は、神が存在しておられること、
また、神は御自分を求める者たちに報いてくださる方であることを、
信じていなければならないからです。
ヘブライ人への手紙 11章6節
2.信仰の勇者たちは、困難な時にこそ信仰を働かせていた
昔の信仰の勇者たちの、その信仰を見ていくと、
そのほとんどが、何もかもうまくいって満ち足りて平穏無事な時に信じたのではなく、
窮地に陥ったとき、困難な時、理解不能な時、何もなくて困った時、
そいういう大変な時にこそ、信仰をもって行動していたことがわかります。
とても実現不能だと思えるようなときに、信じたのです。
信仰の父と呼ばれたアブラハムへの称賛は、そこにあったのです。
彼は希望するすべもなかったときに、なおも望みを抱いて、信じ、
「あなたの子孫はこのようになる」と言われていたとおりに、
多くの民の父となりました。
ローマの信徒への手紙 4章18節
昔の聖徒達の信仰を持った状況
節 | 人物 | 信仰をもった状況 |
7 | ノア | 罪で堕落しきってしまった世界の中で信仰を持って神に従った |
8 | アブラハム | どこに行くかを聞かされない状況で信仰を持って神に従った |
11 | サラ | 子どもがいない状況で信仰を持って神に従った |
22 | ヨセフ | エジプトで約束の地への帰還の信仰を持って遺骨について命じた |
27 | モーセ | エジプトでファラオ王による奴隷状態の中で
「必ず脱出させる」という神の言葉に従う信仰をもった |
29 | イスラエルの民 | 海の中にできた道を信仰を持って通って行った |
30 | イスラエルの民 | 堅牢なエリコの城壁を目の前にして信仰を持って神に従った |
31 | ラハブ | 神に従わず堕落した国の只中でで信仰を持ってかくまった |
32 | ギデオン | ミディアンにやられっぱなしの中で信仰を持って神に従った |
イエス・キリストの時代、人々はどういう時に信仰を働かせたでしょうか?
カナの婚礼の時、ぶどう酒がなくなってしまった時に、
イエスの母マリアは、信仰を働かせました。
盲人は目が見えない状況で、いやしの信仰を持ちました。
群衆に与えるパンがない時、少年は信仰をもってパンと魚を献げています。
魚が捕れなかった時に、イエスの言葉を信じて網を下ろしました。
病気の人々は、治ったから信じたのでなく病気の只中で信じていたのです。
片手の萎えた人も癒されました。
百人隊長の僕も、癒されたのです。
3.私の信じた通りになる
困難な状況で、将来どうなってしまうのだろうと思うことがあるかもしれません。
けれども私たちは知らなければなりません。
私たちの将来は、私たちの信仰によって決まってくるのです。
今の困難な状況によって、決まってくるのではないのです。
今の目に見える状況によらず、今の私たちの信仰によって
決まってくるのです。なぜなら神は「その信仰に答えられる」からです。
そして、百人隊長に言われた。
「帰りなさい。あなたが信じたとおりになるように。」
ちょうどそのとき、僕の病気はいやされた。
マタイによる福音書 8章13節
イエスは言われました。「あなたが信じたとおりになるように」と。
そうです、信仰は実現して現実のものとなるのです。
未来は私の信じた通りになるのです。
神が良いことをしてくださると、信じたらその通りになるのです。
いくら神でもそこまではして下さらないだろうと信じたら、そうなるのです。
困難な状況こそ、信仰を働かせる「またとない絶好のチャンス」です。
むすび.困難な時それは信仰を働かせるチャンスなのです
今日の困難な状況は、祈りのチャンス、信仰を持つチャンスなのです。
信仰を持つかどうかは、私たちにかかっています。
あれがない、これも少ない、こんな困難がある、問題も多い、...
そういう時こそ、信じて祈るのです。
祈れ!信じて!と神は願っておられます。
今日も祈っていきましょう!
【今日の聖書】
そして、百人隊長に言われた。
「帰りなさい。あなたが信じたとおりになるように。」
ちょうどそのとき、僕の病気はいやされた。
マタイによる福音書 8章13節