今日のできごと


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2018/7/25(水)



仕方なく神が与えた王

 サムエルに対して人々は、王を求めました。

 彼に申し入れた。
 「あなたは既に年を取られ、
  息子たちはあなたの道を歩んでいません。
  今こそ、ほかのすべての国々のように、
  我々のために裁きを行う王を立ててください。」
 サムエル記上 8章5節

 サムエルが主に祈ると、主は答えられました。

 主はサムエルに言われた。
 「民があなたに言うままに、彼らの声に従うがよい。
  彼らが退けたのはあなたではない。
  彼らの上にわたしが王として君臨することを退けているのだ。
 サムエル記上 8章7節

 王を与えるのは、主のみこころではありませんでした。
 しかし、民が強く求めるので、主はそれを仕方なく許されたのです。

 主はサムエルに言われた。
 「彼らの声に従い、彼らに王を立てなさい。」
 サムエルはイスラエルの人々に言った。
 「それぞれ、自分の町に帰りなさい。」
 サムエル記上 8章22節

 結局、サウルが王として立てられました。
 ここから、イスラエルの王政が始まることになったのです。

 サムエルは油の壺を取り、サウルの頭に油を注ぎ、
 彼に口づけして、言った。
 「主があなたに油を注ぎ、
  御自分の嗣業の民の指導者とされたのです。
 サムエル記上 10章1節

 けれども、神が直接治めるのとは違い、
 王の元での民の生活は、多くの犠牲を強いられることになっていきます。
 当時のイスラエルの民は、求めるものを間違ったのです。

 間違ったものを求めていましたが、神は仕方なく
 民が求めた「王」を、与えられたのです。

 【今日の聖書】
 民はサムエルの声に聞き従おうとせず、言い張った。
 「いいえ。我々にはどうしても王が必要なのです。
  我々もまた、他のすべての国民と同じようになり、
  王が裁きを行い、王が陣頭に立って進み、
  我々の戦いをたたかうのです。」
 サムエル記上 8章19〜20節


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