今日のできごと


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2018/4/9(月)



同じ人間でしたが

 エリヤは、わたしたちと同じような人間でしたが
 雨が降らないようにと熱心に祈ったところ、
 三年半にわたって地上に雨が降りませんでした。

 そのことを通して、堕落していたアハブ王に対して
 その罪を自覚させ、罪から離れさせようとしたのです。
 当時アハブ王は神に従わず、その戒めを捨て堕落していました。

 アハブはまたアシェラ像を造り、
 それまでのイスラエルのどの王にもまして、
 イスラエルの神、主の怒りを招くことを行った。
 列王紀上 16章33節

 アハブ王に対して、エリヤは数年の間、雨が降らないことを告げます。

 ギレアドの住民である、ティシュベ人エリヤはアハブに言った。
 「わたしの仕えているイスラエルの神、主は生きておられる。
  わたしが告げるまで、数年の間、露も降りず、雨も降らないであろう。」
 列王紀上 17章1節

 しかしアハブ王は、悔い改めて神に立ち返ることをせず
 自分の罪のために雨が降らなくなったにもかかわらず
 それを、エリヤのせいにしています。
 
 アハブはエリヤを見ると、
 「お前か、イスラエルを煩わす者よ」と言った。
 列王紀上 18章17節

 そのアハブ王に対して、エリヤはアハブ自身が
 主の戒めを捨て、バアルに従いイスラエルを煩わしていると
 指摘しています。

 エリヤは言った。
 「わたしではなく、主の戒めを捨て、
  バアルに従っているあなたとあなたの父の家こそ、
  イスラエルを煩わしている。
 列王紀上 18章18節

 けれどもアハブ王は、この時は悔い改めることをせず
 罪から離れようとしませんでした。
 その後、エリヤが祈って天から火を下しても、

 雨が降るように祈って雨を降らしても、
 アハブ王の心は変わらず、依然として堕落したままでした。
 エリヤが祈って雨が降らなくなっても、エリヤが祈って雨が降るようになっても

 アハブ王の心は変わらなかったのです。
 神を認めようとしなかったアハブの罪は、
 それだけ根深かったことがわかります。

 その後、アハブ王は自分の欲ゆえにナボテを殺してしまい
 そのことについて、エリヤから主の裁きの言葉を聞くことになり
 そこではじめて、悔い改めます。

 アハブはこれらの言葉を聞くと、衣を裂き、
 粗布を身にまとって断食した。
 彼は粗布の上に横たわり、打ちひしがれて歩いた。
 列王紀上 21章27節

 エリヤはアハブ王の悔い改めのために、
 雨を数年間降らせないようにする祈りをささげ、
 その通りに雨は降らなくなりました。

 その後、雨が降るように祈りましたが、その通り降ってきました。
 エリヤの祈りの目的は、アハブ王の悔い改めにありました。
 神の願いが、アハブ王の悔い改めだったからです。

 アハブは、その時は悔い改めませんでしたが、最終的に悔い改めています。
 しかしアハブは最終的に悔い改めるまでは、罪を犯し続け頑なな心のままでした。
 頑なな心のアハブには、エリヤの雨を降らさない祈りが必要だったのです。

 エリヤは神の御心にかなう祈りをしていました。
 神の御心にかなう祈りであれば、確かに答えられます。
 祈らなければ何も起こりません。今日も、信じて祈っていきましょう!

 【今日の聖書】
 エリヤは、
 わたしたちと同じような人間でしたが、
 雨が降らないようにと熱心に祈ったところ、
 三年半にわたって地上に雨が降りませんでした。
 ヤコブの手紙 5章17節


 今日は、公立小学校の始業式でした。

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