今日のできごと


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2018/4/26(木)



荒れ野で死ぬ方がよほどましだった!

1.カナンの地への偵察隊は乳と蜜の流れる地であると報告した

 モーセは、パランの荒れ野からカナンの地へ、
 偵察隊を送り込みました。

 モーセは主の命令に従い、
 パランの荒れ野から彼らを遣わした。
 彼らは皆、イスラエルの人々の長である人々であった。
 民数記 13章3節

 彼らは40日後に帰ってきました。
 その土地の果物を見せ、その土地が主が言われた通りの
 乳と蜜の流れる地であった、と報告しました。

 パランの荒れ野のカデシュにいるモーセ、
 アロンおよびイスラエルの人々の共同体全体のもとに来ると、
 彼らと共同体全体に報告をし、その土地の果物を見せた。
 彼らはモーセに説明して言った。
 「わたしたちは、あなたが遣わされた地方に行って来ました。
  そこは乳と蜜の流れる所でした。これがそこの果物です。
 民数記 13章26〜27節

2.偵察隊はその土地を悪く言いふらし人々は一斉に不平を言った

 ところが、その続きがあります。
 彼らは、その土地の住民が強く、町も城壁に囲まれていて
 彼らに向かって上って行くのは不可能だと言ったのです。

 しかし、彼と一緒に行った者たちは反対し、
 「いや、あの民に向かって上って行くのは不可能だ。
  彼らは我々よりも強い」と言い、
 民数記 13章31節

 そしてその報告を聞いた人々は、叫び夜通し泣き言を言ったのです。

 共同体全体は声をあげて叫び、民は夜通し泣き言を言った。
 民数記 14章1節

 そしてその矛先は、モーセとアロンに向かいました。

 イスラエルの人々は一斉にモーセとアロンに対して不平を言い、
 共同体全体で彼らに言った。
 「エジプトの国で死ぬか、
  この荒れ野で死ぬ方がよほどましだった。
  どうして、主は我々をこの土地に連れて来て、
  剣で殺そうとされるのか。妻子は奪われてしまうだろう。
  それくらいなら、エジプトに引き返した方がましだ。」
 民数記 14章2〜3節

3.不平を言った者たちを神が裁かれた

 それに対してヨシュアとカレブは、恐れてはならないと語ります。

 もし、
 我々が主の御心に適うなら、
 主は我々をあの土地に導き入れ、
 あの乳と蜜の流れる土地を与えてくださるであろう。
 ただ、主に背いてはならない。
 あなたたちは、そこの住民を恐れてはならない。
 彼らは我々の餌食にすぎない。
 彼らを守るものは離れ去り、主が我々と共におられる。
 彼らを恐れてはならない。」
 民数記 14章8〜9節

 それに続いて、主なる神ご自身も語られました。

 主はモーセに言われた。
 「この民は、いつまでわたしを侮るのか。
  彼らの間で行ったすべてのしるしを無視し、
  いつまでわたしを信じないのか。
 民数記 14章11節

 主なる神から直接、不平をならした人々に対して裁きの言葉が
 語られたのです。

 わたしの栄光、
 わたしがエジプトと荒れ野で行ったしるしを見ながら、
 十度もわたしを試み、
 わたしの声に聞き従わなかった者はだれ一人として、
 わたしが彼らの先祖に誓った土地を見ることはない。
 わたしをないがしろにする者はだれ一人としてそれを見ることはない。
 民数記 14章22〜23節

むすび. 不平は神の約束を逃す結果に終わってしまった

 結局、不信仰によって不平を鳴らしてしまった人々は、
 誰一人として、主の約束された父と蜜の流れる地である
 カナンの地には入れなくなってしまったのです。

 不平ではなく、信仰の言葉を語ったヨシュアとカレブだけが
 入ることができるようにされたのです。
 民の不平に対して、主なる神は正しく裁かれたのです。

 神が、イスラエルに対して約束されていたのは、
 乳と蜜の流れる地と言われていた、約束の地カナンでした。
 しかし人々は不信仰になってしまい、不平を言い、その約束を逃してしまったのです。

 私たちも不平不満で、神の素晴らしい約束を
 逃してしまうことのないよう、よくよく気を付ける必要があります。
 逆に、神に信頼を置き、感謝と喜びをもって神の約束を待ち望むのです。

 【今日の聖書】
 モーセが遣わした男たちは、土地の偵察から帰ると、
 その土地について悪い情報を流し、
 共同体全体が彼に向かって不平を言うようにしたが、
 土地について悪い情報を流した者は、
 主の御前で疫病にかかって死んだ。
 しかし、土地を偵察に行った者のうち、
 ヌンの子ヨシュアとエフネの子カレブだけは生き残った。
 民数記 14章36〜38節


今日は、受洗後講座を行いました。

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