今日のできごと


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2018/4/13(金)



イエスは安息日にいやしのわざをなされた

1.イエスは安息日に38年間病気だった人を癒やされた

 人々が「安息日は絶対に厳守しなければならない」と考えていたそんな時に、
 イエスが安息日にいやしのわざを行ったのですから、
 拒絶反応が起こるのも、無理のないことだったと思われます。

 イエスは言われた。
 「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」
 すると、その人はすぐに良くなって、床を担いで歩きだした。
 その日は安息日であった。
 ヨハネによる福音書 5章8〜9節

2.人々は、いやしを治療行為という労働と捕らえて律法を適用していた

 「医者は治療という労働をしているが、安息日にはそれを休む」
 「医者だろうが誰であろうが、安息日にはいかなる仕事もしてはならない。」
 「十戒に定められている以上、絶対に従わなければならない。」

 「いやしは治療という労働のはずだ」
 「たとえ治療と言えども、安息日に働くのは律法違反だ」
 そのように律法を適用していたことが、次の言葉からも伺えます。

 そのために、ユダヤ人たちはイエスを迫害し始めた。
 イエスが、安息日にこのようなことをしておられたからである。
 ヨハネによる福音書 5章16節

3.人々はイエスが安息日を破っていると結論付けた

 「安息日厳守にもかかわらず、イエスは安息日に治療行為をしている」
 「彼は絶対モーセの律法に従っていない!」
 「彼は神の掟を破るものだ、神に背く者に違いない!」

 このような判断が、なされていたわけです。

 そのために、ユダヤ人たちはイエスを迫害し始めた。
 イエスが、安息日にこのようなことをしておられたからである。
 ヨハネによる福音書 5章16節

 素晴らしいいやしのわざに、目を止めるのではなく、
 それがなされたのが、安息日だったので、
 安息日を破ったということに、目が行っているのがわかります。

 さらに、「床を担いで歩く」という行為自体も
 仕事とみなして咎めています。
 イエスがいやしをなされた時、

 イエスはいやされた人に「床を担いで歩きなさい」と言われましたが
 ユダヤ人たちはそれとは逆に、安息日だから床を担ぐなと咎めています。

 イエスは言われた。
 「起き上がりなさい。床を担いで歩きなさい。」
 すると、その人はすぐに良くなって、床を担いで歩きだした。
 その日は安息日であった。
 そこで、ユダヤ人たちは病気をいやしていただいた人に言った。
 「今日は安息日だ。だから床を担ぐことは、律法で許されていない。」
 ヨハネによる福音書 5章8〜10節

 「今日は安息日だ。だから床を担ぐことは、律法で許されていない。」と
 ユダヤ人たちは、癒された人に向かって語っていますが、
 これは、律法の拡大解釈であって、行き過ぎでした。

むすび.

 そもそも安息日はなぜ定められていたのか?ということについて
 イエス・キリストは、はっきりと語っておられます。

 「安息日は、人のために定められた。
  人が安息日のためにあるのではない。
 マルコによる福音書 2章27節(抜粋)

 安息日というのは、神のために聖別する日でありましたが
 それは、「人のために神が定められていたものだった」ということなのです。
 休みなしで働けば、どんな人でも倒れてしまうでしょう。

 安息日は、霊肉共に安息する日として、人のために定められたということを
 イエスは、教えて下さったのです。
 ですから今でも週に一度は休み、神のみ前に出て礼拝を献げ霊肉共に安息するのです。

 【今日の聖書】
 そこで、
 イエスは律法の専門家たちやファリサイ派の人々に言われた。
 「安息日に病気を治すことは律法で許されているか、いないか。」
 彼らは黙っていた。すると、イエスは病人の手を取り、
 病気をいやしてお帰しになった。
 そして、言われた。
 「あなたたちの中に、
  自分の息子か牛が井戸に落ちたら、
  安息日だからといって、
  すぐに引き上げてやらない者がいるだろうか。」
 ルカによる福音書 14章3〜5節


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