上に立つ人は仕える者のようになれ
弟子たちは人の上に立つことを求めましたが、
イエスは、人に仕えることを教えられました。
「上に立つ人は、仕える者のようになりなさい。」
人の上に立つ人には、その配下の人々に対して命令ができます。
配下の人々を、命令によって動かせる「権威」が与えられます。
そして、その「権威」を行使することができるようになります。
与えられた「権威」を、どのように使うべきでしょうか?
それは、「自分に人を仕えさせるために使う」というのではなく
「配下の人々のために、使っていく」ということになります。
配下の人々がより良い状態になるように、権威を用いて
彼らに仕えていくのです。
市長は市民に仕える働きであり、県知事は県民に仕えるのです。
牧師も、教会に仕える働きをするのです。
一番若い者のようになって、仕えていくのです。
リーダーは、仕える人でなければならないのです。
【今日の聖書】
また、使徒たちの間に、
自分たちのうちでだれがいちばん偉いだろうか、
という議論も起こった。
そこで、イエスは言われた。
「異邦人の間では、王が民を支配し、
民の上に権力を振るう者が守護者と呼ばれている。
しかし、あなたがたはそれではいけない。
あなたがたの中でいちばん偉い人は、
いちばん若い者のようになり、
上に立つ人は、仕える者のようになりなさい。
食事の席に着く人と給仕する者とは、どちらが偉いか。
食事の席に着く人ではないか。
しかし、わたしはあなたがたの中で、
いわば給仕する者である。
ルカによる福音書 22章24〜27節