山陰の社会事業の父と呼ばれた福田平治
今日は、特定非営利活動法人福田平治・与志顕彰会代表の
石橋博さんのお話を、伺ってきました。
福田平治は、明治時代のクリスチャンで、孤児院を運営していた人です。
明治26年の10月の台風で、3日に渡って大雨が降り松江中が浸水しました。
その激しい浸水によって、両親を失ってしまった多くの孤児のため
孤児院を開いたのが福田平治でした。
しかし、孤児に対して「ただ住まいと食事を与えれば良いというものではない」
ということに気づいた平治は、石井十次の孤児院について調査します。
そこでキリスト教について知り、ちょうど近くに住んでいたバックストン宣教師から
アドバイスを受けることになって、イエス・キリストを信じて
クリスチャンになるのです。それは、明治30年の事でした。
そして、キリスト教の精神で孤児院を運営していくようになったのです。
その時に建てられた孤児院の礼拝堂が、今でも残っており
福田平治・与志記念館として、一般の方々にも公開されています。
NPO法人の方がおられる時であれば、見学することができます。
明治時代にできた建物を、耐震工事をしてそのまま保存してあります。
今日はその内部を、詳しく見学させていただきました。
そして福田平治と、その妹で盲学校を開いた与志についてお話を伺ってきました。
【今日の聖書】
いかに幸いなことでしょう
弱いものに思いやりのある人は。
災いのふりかかるとき
主はその人を逃れさせてくださいます。
詩編 41編2節