今日のできごと


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2018/10/9(火)



たとえ王であっても...ウジヤ王の失敗

1.ウジヤ王は、神の驚くべき助けを得て勢力ある者となった

 ウジヤ王は、ゼカルヤによって神を畏れ敬うよう諭しを受け
 主を求めるように、努めた王でした。
 彼が主を求めている間、神は彼を繁栄させられたのです。

 神を畏れ敬うことを諭したゼカルヤが生きている間は、
 彼も主を求めるように努めた。
 彼が主を求めている間、神は彼を繁栄させられた。
 歴代志下 26章5節

 ウジヤ王は、神の驚くべき助けを得て勢力ある者となり、
 その名声は、遠くにまで及んだということです。
 すべては、神の助けによったのです。

 ウジヤは、神の驚くべき助けを得て勢力ある者となり、
 その名声は遠くにまで及んだ。
 歴代志下 26章15節 (後半)

2.ウジヤ王は、香の祭壇の上で香をたこうとしてしまった

 しかしウジヤ王は、勢力を増すとともに思い上がって堕落し、
 自分の神、主に背いてしまいます。
 彼は主の神殿に入り、香の祭壇の上で香をたこうとしたのです。

 ところが、彼は勢力を増すとともに思い上がって堕落し、
 自分の神、主に背いた。
 彼は主の神殿に入り、香の祭壇の上で香をたこうとした。
 歴代志下 26章16節

 主の神殿に入り、香の祭壇の上で香をたくことは、
 たとえ王といえども、祭司以外の人にはゆるされていないことでした。
 神が禁止されていたのです。

 祭司が、香の祭壇の上で香をたくという行為は、
 神への礼拝そのものでしたが、それを祭司以外のものが行ってしまうと
 それは礼拝にならないばかりか、神への反逆行為となってしまうのです。

 それを、ウジヤ王はやろうとしてしまったのです。
 祭司アザルヤは、主の勇敢な祭司八十人と共に入って行って
 ウジヤ王を止めます。

3.越権行為をしたウジヤ王は、神から裁きを受けてしまった

 祭司アザルヤは主の勇敢な祭司八十人と共に後から入り、
 ウジヤ王の前に立ちはだかって言った。
 「ウジヤよ、あなたは主に香をたくことができない。
  香をたくのは聖別されたアロンの子孫、祭司である。
  この聖所から出て行きなさい。あなたは主に背いたのだ。
  主なる神からそのような栄誉を受ける資格はあなたにはない。」
 歴代志下 26章17〜18節

 どうなったでしょうか?
 ウジヤ王は怒り始めますが、その額に病気が表れるのです。
 主が彼を打たれたのです。

 香をたこうとして香炉を手にしていたウジヤは怒り始めたが、
 祭司たちに怒りをぶつけている間に重い皮膚病がその額に現れた。
 それは主の神殿の中にいた祭司たちの目の前、香の祭壇の前の出来事だった。
 歴代志下 26章19節

 結局彼は、死ぬ日までその重い皮膚病に悩まされ、
 重い皮膚病のために隔離された家に住むことになりました。
 人からではなく、神から直接裁きを受けてしまいました。

 ウジヤ王は死ぬ日までその重い皮膚病に悩まされ、
 重い皮膚病のために隔離された家に住んだ。
 主の神殿に近づくことを禁じられたからである。
 その子ヨタムが王宮を取りしきり、国の民を治めた。
 歴代志下 26章21節

むすび. 高ぶりは大きな罪

 物事がうまく進んだ時、順調な時ほど、要注意であることがわかります。
 人は高ぶりやすいのです。何事も、その背後で神の助けがなければ、
 真にうまくはいかないのです。

 それを「自分の知恵と力だけでやったんだ」と誤解してしまうと、
 途端に高ぶってしまいます。
 ウジヤ王は高ぶってしまいました。

 神に選ばれた祭司しかしてはならなかった、香をたくという行為を
 勝手にやってしまおうと、考えてしまったのです。
 神が定めておられた規則を無視し、自分勝手に行動したのです。

 ウジヤ王は、神の定めを無視し、自分で神の定めを変えてしまいました。
 神の位置に自分を置いてしまったのです。大きな高ぶりでした。
 私たちは同じ過ちを犯さないように、注意する必要があります。

 イエス・キリストのように、最後まで神に従順で
 へりくだった生き方をしていきたいと、願います。
 高ぶる者を神は退けられるからです。

 【今日の聖書】
 彼が王位についたならば、
 レビ人である祭司のもとにある原本からこの律法の写しを作り、
 それを自分の傍らに置き、生きている限り読み返し、
 神なる主を畏れることを学び、
 この律法のすべての言葉とこれらの掟を忠実に守らねばならない。
 そうすれば王は同胞を見下して高ぶることなく、
 この戒めから右にも左にもそれることなく、
 王もその子らもイスラエルの中で王位を長く保つことができる。
 申命記 17章18〜20節


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