今日のできごと


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2018/10/4(木)



悪王オムリの孫娘を母に持ったアハズヤ王

 分裂王国時代の、南ユダ王国と北イスラエル王国の王の系図(1)

1.母親の影響でアハブの家の悪を行ったアハズヤ王

 イスラエルの王、アハブの子ヨラムの治世第十二年に、
 ユダの王ヨラムの子アハズヤが王となった。
 列王記下 8章25節

 アハズヤ王は、南ユダ王国の第6代目の王でしたが
 悪王オムリの孫娘アタルヤを、母に持ってしまったばっかりに、
 バアルを崇拝しているアハブの家の悪を、教えられてしまいました。

 アハズヤは二十二歳で王となり、一年間エルサレムで王位にあった。
 その母は名をアタルヤといい、イスラエルの王オムリの孫娘であった。
 アハズヤはこのようにアハブの家と姻戚関係にあったため、
 アハブの家の道を歩み、
 アハブの家と同じように主の目に悪とされることを行った。
 列王記下 8章26〜27節

 結局、アハブの家と同じように主の目に悪とされることを
 行ってしまうのです。
 結局、たった1年間しか王として治めることができませんでした。

 最後は、悪王アハブの家を滅ぼし尽くしたイエフの命令によって、
 イブレアムの近くのグルの坂を行く戦車の中で、アハズヤ王自身も
 撃たれて傷を負ってしまい、ついにメギドで死んでしまうのです。

 ユダの王アハズヤはこれを見て、ベト・ガンの道を通って逃げた。
 イエフはその後を追い、「彼も撃ってしまえ」と命じた。
 アハズヤは、イブレアムの近くのグルの坂を行く戦車の中で傷を負い、
 メギドまで逃げて、そこで死んだ。
 列王記下 9章27節

 享年23歳(22歳?)でした。
 はかなくも、あっけない生涯を閉じてしまうのです。
 アタルヤが母でなかったなら、そんな生涯ではなかったことでしょう。

2.親の罪は子どもに影響を与えるが最終的には本人の責任

 親の罪は、子どもに影響してしまうのです。
 子供は、親の真似をするからです。
 子供は、母親を選ぶことはできません。もちろん父親もです。

 両親の責任は、とても重大です。
 けれどもまた、両親の責任ばかりを問うこともできません。
 決断は本人がするものだからです。当然子供にも、責任があるのです。

 たとえ両親が罪を犯していたとしても、自分はそうしないと
 決断することも、当然可能だからです。
 多大な影響を親から受けてしまうにしても、

 私たちは、自分の罪の責任を、親のせいにしてはならないのです。

3.悔い改めて救いを受け取ることは自己責任


 自分の罪を素直に認めて、自分の責任のもとで
 自分自身で悔い改めて、
 イエス・キリストの十字架の血潮による、罪の赦しを受ける事が大切です。

 自分の口でイエス・キリストは主と告白するなら、救われるのです。

 「イエスを信じます」と言いながら、自分の罪を悔い改めていないとしたら
 大変なことです。罪の赦しを与えて下さるのに、赦しを受け取っていない
 ということになってしまうからです。

 まず自分自身の罪を認めて、それを神の前に言い表して、
 イエス・キリストの十字架の血潮による赦しを、頂く必要があります。
 そこで初めて、赦しと永遠の命が与えられるのです。

 【今日の聖書】
 自分の罪を公に言い表すなら、
 神は真実で正しい方ですから、罪を赦し、
 あらゆる不義からわたしたちを清めてくださいます。
 ヨハネの手紙一 1章9節


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