石鯛
島根県の日本海側では、石鯛が釣れます。
朝早く7時前にスーパーに行くと、朝取りの魚が並んでいますが、
鰹や
鯵や
鯖、
蛸や
牛頭(鯊)に並んで、
石鯛も出ています。
関東のスーパーでは、あまり見かけないかもしれませんが、
松江では、普通に売っています。
朝取りの蛸は、1匹で1700円程したりしますが、
石鯛は小ぶりなものであれば、6匹ほどでも200円しません。
牛頭も、6匹ほどでも200円しなかったりしています。
鯵も小ぶりなものであれば、20匹以上で300円しなかったりします。
朝取りで新鮮なうえ、価格もお手頃なので、
石鯛などの魚は、一般の人でも普通においしくいただけます。
島根県は、新鮮な魚が豊富なところです。
新約時代の人々も、頻繁に魚を食べていたことが聖書に出てきます。
そもそも弟子のペトロやヨハネたちも漁師でしたし、
イエスはガリラヤ湖周辺で活動していましたから、魚は身近な存在でした。
イエス・キリストが復活なさった後、ガリラヤ湖で漁に出ていた弟子たちに
「舟の右側に網を打ちなさい。そうすればとれるはずだ。」
と言われました。そこで、弟子たちが網を打ってみると、
魚があまり多くて、もはや網を引き上げることができなかったといいます。
その後、陸に上がり、炭火の上の魚とパンをイエスと一緒に食べます。
復活されたイエスと共に、ガリラヤ湖の岸で焼き魚を食べた弟子たちにとって
この経験は、生涯忘れられない経験となったことは、間違いないでしょう。
十字架で死なれたはずのイエスが、今目の前で一緒に魚とパンを食べている、
誰も否定できない、復活の現実が目の前にあらわされていたのです。
その後イエスはペトロに対して、「ヨハネの子シモン、わたしを愛しているか。」
と問われ、「わたしの羊の世話をしなさい」と言われます。
そしてヨハネによる福音書は、その記述を終えるのです。
イエスは確かによみがえられて、私たちは岸辺で一緒にパンと魚を食べたのだ、
というリアルな語りかけが、ここから聞こえてきます。
イエスは今、よみがえられて生きておられる、真の救い主なのです。
【今日の聖書】
イエスは来て、パンを取って弟子たちに与えられた。
魚も同じようにされた。
イエスが死者の中から復活した後、
弟子たちに現れたのは、これでもう三度目である。
ヨハネによる福音書 21章13〜14節