今日のできごと


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2017/8/26(土)



ナアマン将軍

 ナアマンは、エリシャの所に行きました。
 自分の病気を、いやしてもらうためです。
 しかしエリシャは、使いを遣わして伝言しただけです。

 エリシャは使いの者をやってこう言わせた。
 「ヨルダン川に行って七度身を洗いなさい。
  そうすれば、あなたの体は元に戻り、清くなります。」
 列王記下 5章10節

 エリシャ本人は、まったく出てきませんでした。
 顔も見せず、声も聞かせず、使いに伝言させただけです。
 ナアマンは怒りました。

 ナアマンは怒ってそこを去り、こう言った。
 「彼が自ら出て来て、わたしの前に立ち、彼の神、主の名を呼び、
  患部の上で手を動かし、皮膚病をいやしてくれるものと思っていた。
  イスラエルのどの流れの水よりもダマスコの川
  アバナやパルパルの方が良いではないか。
  これらの川で洗って清くなれないというのか。」
 彼は身を翻して、憤慨しながら去って行った。
 列王記下 5章11〜12節

 しかし、家来たちに諭されて、彼は怒るのをやめて
 とりあえず、エリシャの命じたことをやってみることにしました。
 ヨルダン川に、七度身を浸したのです。

 ナアマンは神の人の言葉どおりに下って行って、
 ヨルダンに七度身を浸した。
 彼の体は元に戻り、小さい子供の体のようになり、清くなった。
 列王記下 5章14節

 いやされたのです。
 ナアマンは、エリシャが彼の前に立ち、主の名を呼び、
 患部の上で手を動かさないといやされないと思っていました。

 しかしそうではなかったのです。
 エリシャに会わなくても、いやされたのです。
 自分の思い込みは、捨てなければならなかったのです。

 先入観を捨てて、主に従うことの大切さを教えられます。
 自分の経験や、自分の考えを、主の言葉以上にしてはならないのです。
 主の言葉はある場合は、私たちの思いとは違っているのです。

 ナアマンは軍司令官で、地位が高かったですが、
 部下の家来たちの言うことを、素直に謙虚に聞いて受け止め、
 自分の先入観を捨てて、実行に移せたのが良かったのです。

 【今日の聖書】
 しかし、彼の家来たちが近づいて来ていさめた。
 「わが父よ、
  あの預言者が大変なことをあなたに命じたとしても、
  あなたはそのとおりなさったにちがいありません。
  あの預言者は、『身を洗え、そうすれば清くなる』と
  言っただけではありませんか。」
 列王記下 5章13節


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