今日のできごと


 前日  翌日  今月  去年の今頃  トップへ  更新
2017/8/27(日)



呪いのリスト

 1.神に従わない時の呪い

 申命記には、祝福のリストが出ていますが、同時に
 主の御声に聞き従わない時の、呪いのリストも出ています。
 主の命じる戒めと掟を守らないと呪いが臨むと言われています。

 しかし、もしあなたの神、主の御声に聞き従わず、
 今日わたしが命じるすべての戒めと掟を忠実に守らないならば、
 これらの呪いはことごとくあなたに臨み、実現するであろう。
 申命記 28章15節

No. 呪いの内容
あなたは町にいても呪われ、野にいても呪われる 16節
籠もこね鉢も呪われる 17節
あなたの身から生まれる子も呪われる。 18節
土地の実りも、牛の子も羊の子も呪われる。 18節
あなたは入るときも呪われ、出て行くときも呪われる。 19節
あなたの行う手の働きすべてに対して、主は呪いと混乱と懲らしめを送り
あなたは速やかに滅ぼされ、消えうせる。
20節
主は、疫病をあなたにまといつかせ、
あなたが得ようと入って行く土地であなたを絶やされる。
21節
主は、肺病、熱病、高熱病、悪性熱病、干ばつ、黒穂病、赤さび病をもって
あなたを打ち、それらはあなたを追い、あなたを滅ぼす。
22節
頭上の天は赤銅となり、あなたの下の地は鉄となる。 23節
主はあなたの地の雨を埃とされ、天から砂粒を降らせて、
あなたを滅ぼされる。
24節
主は敵の前であなたを撃ち破らせられる。
あなたは一つの道から敵を攻めるが、その前に敗れて七つの道に逃げ去る。
あなたは地上のすべての王国にとって恐るべき見せしめとなる。
25節
あなたの死体は、すべての空の鳥、地の獣の餌食となり、
それを脅して追い払う者もいない。
26節
主は、エジプトのはれ物、潰瘍、できもの、皮癬などで打たれ、
いやされることはない。
27節
主はまた、あなたを打って、気を狂わせ、盲目にし、
精神を錯乱させられる。
28節
盲人が暗闇で手探りするように、あなたは真昼に手探りするようになる。 29節
あなたは何をしても成功しない。 29節
あなたは常に蹂躙され、かすめ取られて
だれ一人あなたを助ける者はない。
29節
あなたは婚約しても、他の男がその女性と寝る。 30節
あなたは家を建てても、住むことはできない。 30節
あなたはぶどう畑を作っても、その実の初物を味うことはできない。 30節
あなたの牛が目の前で屠られても、あなたは食べることができない。 31節
あなたのろばが目の前で奪い取られても、返してはもらえない。 31節
あなたの羊の群れが敵に連れ去られても、
だれ一人あなたを助ける者はない。
31節
あなたの息子や娘が他国の民に連れ去られるのを見て、
その目は終日彼らを慕って衰えるが、なすすべはない。
32節
あなたの土地の実りも労苦の作もすべて、あなたの知らない民が食べる。 33節
あなたはただ蹂躙され、常に踏み砕かれるだけである。 33節
あなたはそのような有様を目の当たりにして、気が狂う。 34節
主は悪いはれ物を両膝や腿に生じさせ、あなたはいやされることはない。
それはあなたの足の裏から頭のてっぺんまで増え広がる。
35節
主は、あなたをあなたの立てた王と共に、
あなたも先祖も知らない国に行かせられる。
あなたはそこで、木や石で造られた他の神々に仕えるようになる。
36節
主があなたを追いやられるすべての民の間で、
あなたは驚き、物笑いの種、嘲りの的となる。
37節
畑に多くの種を携え出ても、いなごに食い尽くされて、
わずかの収穫しか得られない。
38節
ぶどう畑を作って手を入れても、虫に実を食われてしまい、
収穫はなく、ぶどう酒を飲むことはできない。
39節
オリーブの木があなたの領地の至るところにあっても、
実は落ちてしまい、体に塗る油は採れない。
40節
あなたに息子や娘が生まれても、捕らわれて行き、
あなたのものではなくなる。
41節
あなたのどの木も土地の実りも、害虫に取り上げられる。 42節
あなたの中に寄留する者は徐々にあなたをしのぐようになり、
あなたは次第に低落する。
43節
彼があなたに貸すことはあっても、あなたが彼に貸すことはない。 44節
彼はあなたの頭となり、あなたはその尾となる。 44節
これらの呪いは、ことごとくあなたに臨み、
付きまとい、実現して、ついにあなたを滅びに至らせる。
45節
これらのことは、あなたとあなたの子孫に対して
いつまでもしるしとなり、警告となるであろう。
46節
あなたは主の差し向けられる敵に仕え、飢えと渇きに悩まされ、
裸にされて、すべてに事欠くようになる。
48節
敵はあなたに鉄の首枷をはめ、ついに滅びに至らせる。 48節
主は遠く地の果てから一つの国民を、
その言葉を聞いたこともない国民を、
鷲が飛びかかるようにあなたに差し向けられる。
49節
地の果てからくるその民は尊大で、
老人を顧みず、幼い子を憐れまない。
50節
地の果てからくるその民は、家畜の産むものや
土地の実りを食い尽くし、ついにあなたは死に絶える。
51節
地の果てからくるその民は、あなたのために
穀物も新しいぶどう酒もオリーブ油も、牛の子も羊の子も、
何一つ残さず、ついにあなたを滅ぼす。
51節
彼らはすべての町であなたを攻め囲み、あなたが全土に築いて
頼みとしてきた高くて堅固な城壁をついには崩してしまう。
52節
彼らは、あなたの神、主があなたに与えられた
全土のすべての町を攻め囲む。
52節
あなたは敵に包囲され、追いつめられた困窮のゆえに、
あなたの身から生まれた子、息子、娘らの肉をさえ食べるようになる。
53節
実に大切に扱われ、ぜいたくに過ごしてきた男が、
自分の兄弟、愛する妻、生き残った子らに対して物惜しみをし、
その中のだれにも自分の子の肉を与えず、残らず食べてしまう。
54-55節
大切に扱われ、ぜいたくに過ごしてきた淑女で、
あまりぜいたくに過ごし、大切に扱われたため、
足の裏を地に付けようともしなかった者でさえ、
愛する夫や息子、娘に対して物惜しみをし、自分の足の間から出る後産や
自分の産んだ子供を、欠乏の極みにひそかに食べる。
56-57節
主はあなたとあなたの子孫に激しい災害をくだされる。
災害は大きく、久しく続き、病気も重く、久しく続く。
59節
主はまた、あなたが恐れていたエジプトのあらゆる病気を
再びあなたにうつされる。それはあなたにまといつくであろう。
60節
主は更に、この律法の書に記されていない病気や災害を
ことごとくあなたに臨ませ、あなたを滅びに至らせる。
61節
あなたたちは空の星のように多かったが、
わずかな者しか生き残らない。
62節
主は、今は滅ぼし絶やすことを喜ばれる。
あなたたちは、入って行って得る土地から引き抜かれる。
63節
主は地の果てから果てに至るまで、すべての民の間にあなたを散らされる。 64節
あなたも先祖も知らなかった、
木や石で造られた他の神々に仕えるようになる。
64節
これら諸国民の間にあって一息つくことも、
足の裏を休めることもできない。
65節
主は、その所であなたの心を揺れ動かし、
目を衰えさせ気力を失わせられる。
65節
あなたの命は危険にさらされ、夜も昼もおびえて、
明日の命も信じられなくなる。
66節
あなたは心に恐怖を抱き、その有様を目の当たりにして、
朝には、「夕になればよいのに」と願い、
夕には、「朝になればよいのに」と願う。
67節
「あなたは二度と見ることはない」とかつてわたしが言った道を通って、
主はあなたを船でエジプトに送り返される。
そこでは、あなたたちが自分の身を男女の奴隷として
敵に売ろうとしても、買ってくれる者はいない。
68節

 2.主の御声に聞き従わないと祝福を逃し呪いを受け取ってしまう

 神に従う時に、私たちは祝福を受け取ることができますが、
 聞き従わない時には、祝福を受けることがないばかりか、
 逆に、呪いを受け取ってしまうことになってしまうのです。

 そしてこの呪いのリストは、祝福のリストに比べると
 3倍以上あるのです。4倍近くあります。
 その多さに驚きます。

 しかし、もしあなたの神、主の御声に聞き従わず、
 今日わたしが命じるすべての戒めと掟を忠実に守らないならば、
 これらの呪いはことごとくあなたに臨み、実現するであろう。
 申命記 28章15節

 神は私たちを祝福しようと待っておられます。
 しかし神の言葉を足蹴にして、無視し、自分勝手に生きるなら
 祝福を与えようにも与えられないのです。

 そして、呪いを招いてしまうことになってしまうのです。

 3.呪いではなく祝福を選び取るべき

 神に聴き従うかどうかの決断は、私の責任です。
 決断は、私たちに任せられているのです。
 呪いでなく祝福を選び取る決断をしていく必要があります。

 祝福は、選び取っても取らなくても良いようなものではありません。
 オプションではないのです。必ず選び取らなければならないのです。
 道路標識に従うかどうかに、似ているところがあります。

 高速道路を、道路標識に従って運転するかどうかは、
 車の運転手に任せられています。運転手の責任です。
 もし「降りるインターを行き過ぎたから、逆走して引き返そう」

 などという交通違反をしようものなら、大変です。
 目的地に行きつかないばかりか、正面衝突をして大事故になるでしょう。
 自分ばかりか、他の人々まで巻き込んでしまう結果になってしまうのです。

 いつでも道路交通法に従って運転することを、選び取って運転をするのです。
 同じように、いつでも神の戒めに聞き従うことを、選択して生きるのです。
 そこに呪いはなく、祝福が待ち受けているのです。

 むすび.呪いは神の言葉に聞き従わない時の戒めとなる

 なぜ愛の神が、呪いなどを定められているのでしょうか?
 それは、人間が罪の性質を持っているため、どうしても
 神の戒めから外れやすいからです。

 戒めを守らないと大変なことになるとわかっていれば、
 神の戒めから外れようとするときの、ブレーキになります。
 「神の戒めを守らなければいけない」と道を正すようになるのです。

 愛の神は、私たちが道を踏み外さないように、
 あえて、呪いも定められているのです。
 呪いが定められていなければ、人間は簡単に神の戒めから外れてしまうのです。

 高速道路に逆走車が現れたら、逆走車以外のすべての自動車を
 強制停車させてしまうようなシステムができたらどうでしょうか?
 逆走しても、他の車が全部停車しているのですから、事故は起きません。

 そうすると今度は、インターを行き過ぎたら逆走して戻ればいいや!
 という人が、出てくるのではないでしょうか?
 逆走の罰則がまったくなかったら、逆走が日常茶飯になるでしょう。

 罰則があるということは、簡単に罪を犯すことをとどめるための
 一方策なのです。

 【今日の聖書】
 あなたが、すべてに豊かでありながら、
 心からの喜びと幸せに溢れてあなたの神、
 主に仕えないので、
 あなたは主の差し向けられる敵に仕え、
 飢えと渇きに悩まされ、
 裸にされて、すべてに事欠くようになる。
 敵はあなたに鉄の首枷をはめ、
 ついに滅びに至らせる。
 申命記 28章47〜48節


 前日  翌日  今月  去年の今頃  トップへ  更新