本当の豊かさ
1.与えることは愛を実行に移すこと
聖書には、受けるよりも与える方が幸いという言葉があります。
あなたがたもこのように働いて弱い者を助けるように、
また、主イエス御自身が『受けるよりは与える方が幸いである』
と言われた言葉を思い出すようにと、
わたしはいつも身をもって示してきました。」
使徒言行録 20章35節
多くのものを頂くこと、受けとることは素晴らしい喜びとなります。
大きな幸せを感じます。けれどもそれ以上の幸いがあるのです。
それは、与えることです。
与えるというのは、愛を実行に移すことです。
自分の物を、相手に惜しみなく与えることは、
相手を愛する行動に他なりません。
2.愛の行動は神に喜ばれ永遠に残る
相手を喜ばすと同時に、愛の行動はさらに神を喜ばすものとなります。
愛はこの地上で終わることはありません。
永遠に続きます。天においても残っているのです。
それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残る。
その中で最も大いなるものは、愛である。
コリントの信徒への手紙一 13章13節
天において愛は、報いとなって帰ってきます。
この地上で、いかに与える人生を送るか、これが問われています。
献金は、神を愛する愛の行為です。
献金は、神の働きのために用いられます。具体的には教会の働きのために、
また、まだイエスを知らない人のために用いられますが、それは
神を愛し、教会を愛し、まだイエスを知らない人を愛する動機で用いられます。
献金も、実は愛を実践する一環となっているのです。
3.愛をもって与える人生こそ豊かな人生
与えることにおいて豊かな人となると、幸せな人生を送ることができます。
逆にもらうことばかりの貪欲な心で送る人生は、幸せではありません。
与えることにおいて豊かな人には、次のような約束があります。
与えなさい。そうすれば、
あなたがたにも与えられる。
押し入れ、揺すり入れ、あふれるほどに量りをよくして、
ふところに入れてもらえる。
あなたがたは自分の量る秤で量り返されるからである。」
ルカによる福音書 6章38節
与えるときに、逆に押し入れ、揺すり入れ、あふれるほどに量りをよくして、
ふところに入れてもらえるというのです。
与えることは、自分の物が減って終わりではないのです。
人を潤すと、自分もまた潤されるのです。
人を愛すると、自分もまた愛されるようになるのです。
自分のしたように、人からもされます。
むすび. 愛をもって与える豊かな人生を歩む
人からの報いがあったとしても、報いを期待してというのではなく、
神と人とを愛して、報いを期待せずに、与える人となっていければ
素晴らしい人生を歩むことができるでしょう。
さらに地上生涯を終えて天に行った時にも、
そこに素晴らしい報いが、待っているのです。
与えない人生ではなく、愛をもって与える豊かな人生を歩んでいきましょう!
【今日の聖書】
与えなさい。そうすれば、
あなたがたにも与えられる。
押し入れ、揺すり入れ、あふれるほどに量りをよくして、
ふところに入れてもらえる。
あなたがたは自分の量る秤で量り返されるからである。」
ルカによる福音書 6章38節