神は、イエス・キリストの十字架の血潮によって、
　私たちすべての罪を、完全に赦してくださいました。
　ですから、私たちは互いに赦し合います。

　逆に赦さないということは、
　神の意志に反することになります。
　神の御心にかなうことを、私たちはしていきます。

　もちろん罪をそのままにせず、指摘することは大切なことです。
　その人が罪の中にとどまらずに、離れることを促すからです。
　愛する人は、罪を正しく指摘します。

　しかし同時に、その人の罪を赦します。
　その人が罪を悔い改めたら、赦すのではなく、
　悔い改める前に、謝らなくても赦すのです。

　罪から離れてから赦すのではなく、離れる以前に既に赦すのです。
　悔い改めるのは、その人の責任ですが、赦すのはこちら側の責任です。
　イエス・キリストの赦しの姿勢で、赦すのです。

　 そのとき、イエスは言われた。
　「父よ、彼らをお赦しください。
　　自分が何をしているのか知らないのです。」
　人々はくじを引いて、イエスの服を分け合った。
　ルカによる福音書　２３章３４節

　キリストが十字架の上で「父よ彼らをお赦しください」と言われた時
　その彼らは、悔い改めていなかったのです。
　人々はくじを引いて、イエスの服を分け合ってさえいたのです。

　いや、イエスを十字架で殺そうとしていたのです。
　その彼らを、悔い改めていなかった彼らを、
　主イエスは、赦されていたのです。

　【今日の聖書】
　互いに忍び合い、
　責めるべきことがあっても、赦し合いなさい。
　主があなたがたを赦してくださったように、
　あなたがたも同じようにしなさい。
　コロサイの信徒への手紙　３章１３節