今喜んでいるものは永遠に続くものですか?
私たちは今、何を喜んでいるでしょうか?
ボーナスが多かったとか、マイホームができたとか
子や孫が生まれたとか、いろいろとあると思います。
1.自分の家ができたことの喜びもこの世限り
「こんな広くて快適な家に住める、素晴らしい!」と喜んでいるかもしれません。
でもそれを、永遠に喜ぶことができるでしょうか?
できないのです。その快適な家に住めなくなる日がやってくるからです。
それは、自分がこの世を去る日です。
何て便利で快適な住宅か!と思っても、
そこに住むのは数十年です。永遠ではないのです。
自分の死をもって、終了ということになります。
家が快適であればあるほど、ずっとその家に住みたいと思うでしょうし
死ぬ日が来ないでほしいと、願わずにはおれなくなるのです。
2.この世の様々な喜びは、死で終わりを告げてしまう一時的なもの
家だけではありません。
車も、服も、食べ物も、一時的なものにすぎません。
パソコンや、趣味の用品や、ゲーム機も玩具も、みんな一時的です。
いかに高級で、快適で、この上ない最上級のものであっても
使える期間は、死ぬまでです。それ以上ではありません。
事業の成功も、一時的です。地位や名誉もこの世限りです。
幸せな結婚生活も、永遠ではないのです。
赤ちゃんが生まれても、子や孫でさえ
最後は、死によってお別れする時が来るのです。
どんなものであっても人であっても、
最後は、自分がこの世を去る日が来て、すべてが終わるのです。
その時には喜ばしいと思えても、
やがて迎える終わりを思うと、
心底喜べないのです。
地上で持っていた物を、永遠に持続できないからです。
自分自身がやがて死ななければならないという、決定的事実は
この世のすべての喜びを、一瞬にして打ち消してしまう程
絶望的で、どうしようもないものなのです。
3.神の与えられた喜びは永遠に終わらない完全な喜び
ところが、神は心底喜べる贈り物を、私たちに与えてくださいました。
私たちが、自分の死によっても失うことのない「永遠の喜び」を
神は、私たちに与えて下さったのです。
それは、この地上で終わることのない「永遠の命」です。
神は、ひとり子イエス・キリストを十字架につけてくださって、
私たちのすべての罪を赦し、私たちに永遠の命を与えてくださったのです。
その喜びは、一時的ではないのです。
死んでも続くのです。永遠の喜びなのです。
その喜びには、やがて終わるということがないのです。
天使は言った。
「恐れるな。わたしは、
民全体に与えられる大きな喜びを告げる。
今日ダビデの町で、
あなたがたのために救い主がお生まれになった。
この方こそ主メシアである。
ルカによる福音書 2章10〜11節
この喜びを、今日あなたも信仰を持って、素直に受け取ってください。
イエス・キリストが、私の罪のために十字架で死んでくださったと信じるのです。
そして3日目によみがえってくださったことを信じるのです。
【今日の聖書】
神は、その独り子をお与えになったほどに、
世を愛された。
独り子を信じる者が一人も滅びないで、
永遠の命を得るためである。
ヨハネによる福音書 3章16節