今日のできごと
2016/12/24(土)

1.羊飼いたちはあらかじめ降誕日を知っていたわけではなかった
ベツレヘム地方にいた羊飼いたちは、
キリストが降誕したその夜までは、特に何事も起こらない
ごく普通の平凡な毎日を送っていたことでしょう。
もし何らかの予兆があったとしたら、どうだったでしょうか?
「そろそろ天使が来るかもしれないぞ、今日かな?明日かな?」
などの心備えができていたことでしょう。
そのような前兆が一切ない中で、突然羊飼いたちに天使が現れ
救い主の降誕を告げました。
彼らにとっては想定外の出来事です。
どれほど驚いたことでしょうか?
なぜ天使?なぜおれたち?救い主が生まれた?どうして飼い葉おけ?
理解不能なことばかりだったと思います。
2.羊飼いたちが理解したのは探し当てた後
すべてが理解できたのは、飼い葉おけに寝ているイエス様を見出し、
何もかもが天使の告げた通りであるのを、確認してからだったでしょう。
もしその時、何も行動しなければ、何もわからなかったでしょう。
何もかも自分で理解してから行動していたとしたら、
どうだったでしょうか?
理解できないから、わかってからにしようと思っていたら...
おそらくイエス様にお会いすることはできなかったでしょう。
しかし羊飼いたちは、よくわからなくても天使の告げた通り、
飼い葉おけの幼子を探しに行きます。
天使たちが離れて天に去ったとき、羊飼いたちは、
「さあ、ベツレヘムへ行こう。
主が知らせてくださったその出来事を見ようではないか」と話し合った。
ルカによる福音書 2章15節
3.アブラハムも理解できないまま出発した
神様の言葉に従おうとするとき、
ある場合は、理解できなくても行動することが
必要になる場合があります。
神様がアブラハムにイサクをささげなさいと言われた時もそうでした。
なぜ約束の子イサクを、ささげなければならないのか?
神の約束はどうなってしまうのか?
神は命じられた。
「あなたの息子、あなたの愛する独り子イサクを連れて、
モリヤの地に行きなさい。
わたしが命じる山の一つに登り、
彼を焼き尽くす献げ物としてささげなさい。」
創世記 22章2節
しかし、アブラハムはそれらを理解できないまま、出発しています。
それも時間をおかず、次の朝早くに出発したのです。
次の朝早く、アブラハムはろばに鞍を置き、
献げ物に用いる薪を割り、
二人の若者と息子イサクを連れ、
神の命じられた所に向かって行った。
創世記 22章3節
神様はある場合、その時には私たちが理解できないことを
命じられることもあります。
その場合も、あとで、わかるようになるのです。
3.イエス様が足を洗われた時もそうだった
シモン・ペトロのところに来ると、ペトロは、
「主よ、あなたがわたしの足を洗ってくださるのですか」と言った。
ヨハネによる福音書 13章6節
ペトロは、どうしてイエス様が自分の足を洗ってくれるのか
まったく意味が分かりませんでした。
そしてこのように尋ねたのです。イエス様は答えられました。
イエスは答えて、
「わたしのしていることは、
今あなたには分かるまいが、
後で、分かるようになる」と言われた。
ヨハネによる福音書 13章7節
今はわからなくても、後でわかるようになるのだと言われたのです。
私達にも、今すべてが理解できているわけではありません。
時には、理解できないようなこともやってきます。
けれども、神様は万事を益と変えてくださるお方なのです。
理解できない場合でも、神様を信頼して、神の約束を握って
神様の言葉に聞き従っていきましょう!
やがて後になって、神様の素晴らしい愛による取り計らいと
恵みと慈しみを知ることになるでしょう。
神様は、限りない愛で私たちを愛しておられるのです。
【今日の聖書】
羊飼いたちは、
見聞きしたことがすべて天使の話したとおりだったので、
神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
ルカによる福音書 2章20節