皮の破れ目にかびが生じる
柿を置いておくと熟してきます。
けれども、皮に裂けめがあると、白くカビてきます。
少しでも破けていると、そこにカビが侵入してきます。
私たちの心も同じです。
隙があると、そこに付け込まれます。
ダビデが、ウリヤの妻バト・シェバと姦通したのもそうでした。
ある日の夕暮れに、ダビデは午睡から起きて、
王宮の屋上を散歩していた。
彼は屋上から、一人の女が水を浴びているのを目に留めた。
女は大層美しかった。
サムエル記下 11章2節
年が改まり春になって、みんなが戦いに行っていた時に
午睡から起き、王宮の屋上を散歩していたその時に
一人の女が水を浴びているのを、見てしまったのです。
非常に危ない状況です。
自分も戦いに出て、戦いの真っ最中であれば
心に隙は、生まれなかったでしょう。
戦いもなく安全で、午睡をして目覚め、
屋上を散歩するという、のどかなその状況が隙を作りました。
私たちがもし、心を尽くして主を愛していないなら、
尽くしていない部分に、隙が生じてしまいます。
柿の皮の破れに、カビが入り込んでくるように、
誘惑が入り込んできてしまいます。
いつでも、心を尽くして主を愛していることは
隙を作らないという面においても、安全なのです。
隙を作らない生き方を、していきましょう!
【今日の聖書】
あなたは心を尽くし、魂を尽くし、力を尽くして、
あなたの神、主を愛しなさい。
申命記 6章5節