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みことばを伝える喜び
( 壮年 国際ギデオン協会 )

「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。」(マルコ16:15)

ギデオンの働きとはこの一つの実践です。国際ギデオン協会はプロテスタントクリスチャンによって組織されています。福音に接したことのない人々に聖書を贈呈して福音に接する機会を持っていただくことを願っています。

ギデオンは初め3人から始まりましたが今では、世界175カ国に及んでいます。贈呈してきた聖書総数は11億冊になっています。日本では2920万冊、昨年だけでも82万冊贈呈してきました。京都南支部でも昨年は9540冊を贈呈してきました。贈呈先は、大学、高校、中学校、ホテル、看護士さんたちなどです。

その資金の大部分は教会を訪問させていただきギデオンメッセージを通して捧げていただいた献金です。この世の団体に献金を依頼することはありません。さらに、ギデオン会員が聖書献金として捧げる献金によって運営されています。

こんな膨大な聖書を無料で贈呈して、「なんと無駄なことか」と思われるかもしれません。しかし、みことばの宣教に人間的な合理主義、効率主義はなじまないと私は思っています。神様のご計画は私たち人間の小さな頭脳では決して捕らえられないと私は信じています。今の人たちは、人間にできないものは何もないとバベルの塔を目指しているように私には思えます。人は神様なしでは生きてゆけないものです。御子イエス様の救いなしでは神様の前に立つこともできません。神様は人に、永遠を想う思いを与えられましたから、人は神を求めるのです。

神様はひとり子なるイエス様を通してのみ御自分を示されました。私たちはそのイエス様を証ししている聖書を、若者や病気に苦しんでいる人々や、旅の途上で疲れている人々に読んで頂こうと活動しているのであります。

神様のことばは決して無にならず、必要なときにあざやかに想い起こされます。私は中学3年生のとき、ギデオンの聖書を初めて手に取りましたが良くわかりませんでした。しかし十九歳の時に結核で入院して再び聖書を読み、信仰に導かれたのです。

皆様の献金は聖書以外1円たりとも用いられていません。これからもギデオンの働きを覚えてお祈りください。      

2002年11月25日