やもめにとっての最大の望みはイエスに変わった
1.やもめの心の最大の望みは一人息子だったのでは?
一人息子を生き返らせてもらったやもめは、イエスに出会う前は
その息子を、自分の大きな望みとして生きていたことでしょう。
しかしその息子が死んでしまうことで、その望みが絶えてしまったのです。
2.やもめの最大の望みは、一人息子を生き返らせたイエスに変わった
その後イエスによって息子が生き返らされますが、
生き返った息子を、イエスから受け取った後は、
彼女の心の最大の望みは、息子ではなくイエスに変わったのではないでしょうか?
どんなに若くて力がある息子であっても、命はいつ失われるかわかりません。
若くて力強い息子であっても、確かな望みにはならないんだということを
このやもめは、この体験で知ったのです。
本当の望みは、死んだ人をも生き返らせることのできるイエスであることを
このやもめは、体験的に知ったことでしょう。
やもめの心の中心・心の最大の支えがイエスになったことは、想像に難くありません。
3.アブラハムの心の最大の望みも息子ではなく神だった
これはまた、アブラハムにとってのイサクの存在にも共通するところがあります。
アブラハムにとってイサクの存在は、大きな喜びであり希望でもありました。
けれども、神はそのイサクをささげるように命じられアブラハムはささげようとします。
実際に献げる直前で神に止められ、代わりに雄羊をささげるのですが
この時アブラハムの心の中の中心は、イサクではなく神になっていました。
どんなに自分にとって最愛の息子であっても、神以上に心の支えにはしていなかったのです。
むすび.私たちの心の支えはイエス・キリスト
私たちも、心の中の最大の望みが本当に神になっているか試される時があります。
自分の愛する人や好きな事や好きな物が、神以上になっていないか試されます。
本当の望みは、死んだ人をも生き返らせることのできるイエスです。
イエス以外が心の支えであると、砂地に建てた家のようになってしまい
洪水が来ると途端に、倒れてしまいます。
今日も今この瞬間、イエスを心の最大の希望そして支えとして生きていきましょう!
【今日の聖書】
希望の源である神が、信仰によって得られるあらゆる喜びと平和とで
あなたがたを満たし、聖霊の力によって希望に満ちあふれさせてくださるように。
ローマの信徒への手紙 15章13節